/ 最終更新日時 : daurasan 五つ星★★★★★「わたしの名は紅」 オルハン・パムク 著 ★★★★★ 藤原書店 図書館をぶらついていて、初めてトルコ人による本を手に取った。イスラムを背景とした小説としても初めて。ウンベルト・エーコ以来、このところ宗教を題材とした作品に惹かれる。ヨーロッパ […]
/ 最終更新日時 : daurasan 五つ星★★★★★「落花は枝に還らずとも」 中村彰彦 著 ★★★★★ 中央公論社 副題に「会津藩士・秋月悌次郎」とある。 以前からちょっと気になっていた「会津」。確固たるイメージがあるわけでなく、自分の中ではもやもやとしたものがいつもくすぶっている、そんな「会津 […]
/ 最終更新日時 : daurasan 五つ星★★★★★「満州国演義」 船戸与一 著 ★★★★★ 新潮社 全9巻 30年ほど前になる。いわゆる「満州帰り」という方の話をいくどか聞いたことがあった。その内容はおしなべて、「とても良い暮らしだった」「お手伝いさんもいて、贅沢三昧、よい時代だった」 […]
/ 最終更新日時 : daurasan 五つ星★★★★★「私の山旅」 槙有恒 著 ★★★★★ 岩波新書 山に関わるようになってから槙の名前は見知っていたが、本書を手に取るまで、ずーっと「まきありつね」だと思っていた。だが、「ゆうこう」というのが正しいようだ。本書の初版は1968年、槙有恒の […]
/ 最終更新日時 : daurasan 五つ星★★★★★「服従」 ミシェル・ウエルベック 著 ★★★★★ 河出書房新社 本書の紹介文として「2022年フランス大統領選で同時多発テロ発生。極右国民戦線のマリーヌ・ルペンと、穏健イスラーム政党党首が決戦投票に挑む。世界の激動を予言したベスト […]