/ 最終更新日時 : daurasan 五つ星★★★★★「クリミア戦争」 オーランド・ファイジズ 著 ★★★★★★★ 白水社 昨年のロシアのウクライナ侵攻に触発されて手に取ったということもあるが、自分の興味の流れから辿り着いた一冊でもある。キリスト教の色合いが濃いウンベルト・エーコの小説がその […]
/ 最終更新日時 : daurasan 五つ星★★★★★「無垢の博物館」 オルハン・パムク 著 ★★★★★ 早川書房 上・下 ネット上では概ね好評だが、中には★一つという手厳しいものも見うけられる。 それほど読み手によって感じ方が異なる作品だということだろう。私自身、ハテナ?と思いながらもペ […]
/ 最終更新日時 : daurasan 五つ星★★★★★「わたしの名は紅」 オルハン・パムク 著 ★★★★★ 藤原書店 図書館をぶらついていて、初めてトルコ人による本を手に取った。イスラムを背景とした小説としても初めて。ウンベルト・エーコ以来、このところ宗教を題材とした作品に惹かれる。ヨーロッパ […]
/ 最終更新日時 : daurasan 五つ星★★★★★「落花は枝に還らずとも」 中村彰彦 著 ★★★★★ 中央公論社 副題に「会津藩士・秋月悌次郎」とある。 以前からちょっと気になっていた「会津」。確固たるイメージがあるわけでなく、自分の中ではもやもやとしたものがいつもくすぶっている、そんな「会津 […]
/ 最終更新日時 : daurasan 五つ星★★★★★「満州国演義」 船戸与一 著 ★★★★★ 新潮社 全9巻 30年ほど前になる。いわゆる「満州帰り」という方の話をいくどか聞いたことがあった。その内容はおしなべて、「とても良い暮らしだった」「お手伝いさんもいて、贅沢三昧、よい時代だった」 […]