/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「Case Officer」 麻生幾 著 ★★ 産経新聞社 この人の作品はかなり期待して手にとる人が多いと思う。分厚い上・下に分かれた長編で、さぞやと楽しみにしていたのは私だけではあるまい。 この手のテロを舞台とした、諜報員の活躍はどうしてもトム・ク […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「波のうえの魔術師」 石田衣良 著 ★★★ 文藝春秋 『波のうえ』とは何のことかと手にとってみれば、株の相場のことだった。なるほど。だが、作品としては波は無く、最初から最後まで小気味のいいテンポで書かれている。取り立てて仕掛けも無いが、予定調 […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「13才のハローワーク」 村上龍 著 ★★★ 幻冬舎 ネットで見ると、この本には非難の声が多数上がっている。『ろくな職業経験もない著者が、職種に偏見性を持って書いた』というのがその大方の意見。だが、自分的にはそうは思わない。 実際そうなのかもしれ […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「連」 宮尾登美子 著 ★★ 宮尾登美子全集 第五巻 朝日新聞社 昭和37年、処女作にして婦人公論女流新人賞を受賞。この年直木賞の候補作にもあがっていたが、もれた。昭和51年では『陽暉楼』で再び候補に上がるが、これも、残念がなが […]
/ 最終更新日時 : daurasan 五つ星★★★★★「陽暉楼」 宮尾登美子 著 ★★★★★ 宮尾登美子全集 第五巻 朝日新聞社 最初は旧仮名遣いに戸惑ったが、しだいに慣れてくる。 昭和10年、四国山脈を縦断する土讃本線(高知~高松)が全線繋がった。その祝賀式に花を添える『 陽暉楼』お […]