/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「朱夏」 宮尾登美子 著 ★★★ 宮尾登美子全集 朝日新聞社 宮尾登美子三部作の最後。 十八歳の綾子が乳飲み子を抱えて満州に渡り、すぐに終戦となって引き上げてくるまでの一年半が描かれている。 「ファンゴール」とは転地が逆さになると […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「春燈」 宮尾登美子 著 ★★★ 宮尾登美子文学全集 朝日新聞社 「櫂」を読んだら次に読みたくなるのが、やはりこの「春燈」である。 「櫂」では主人公の母親の視点で描かれているが、「春燈」は主人公の目線で書かれている。宮尾登美子は出 […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「群衆の悪魔」 笠井潔 著 ★★★ 講談社 本格推理小説。 1月に出だしだけを読みかけて、ほうってあった。相変わらずこの人の本は理屈っぽい。読み直してみて、やっと入り込むことができた。 フランス革命中に起こった殺人事件をデュパンが解いて […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「赤の謎」 江戸川乱歩賞作家短編集 ★★ 講談社 真保裕一の「黒部の羆」が載っていたので買った。まだ新しいので、さすがの古書店でも半額。 おのおの異なる形のミステリーが楽しめる。中にはハッピーエンドなのもあって、全体としては、中の中 […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「黒部の羆」 真保裕一 著 ★★ 講談社 乱歩賞作家を集めた短編集「赤の謎」に載っている。 源治郎尾根に取付いた二人と、山岳警備隊上がりの山小屋主人がおりなすサスペンス仕立てのお話。遭難者に手を差し伸べたら、それがかつて遭難した自分の […]