/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「薩摩燃ゆ」 安部龍太郎 著 ★★★★ 小学館 主人公の調所広郷は江戸時代末期に藩の借金五百万両という財政難を立て直した人。とはいえ、5分だけ払って、残りは250年の割賦払い、というのだから、ほとんど棒引きに等しい。はたして、その支払 […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚火の鳥 大地編 桜庭一樹 著 ★★★ 朝日新聞出版 上・下 図書館に行くたびに桜庭一樹の本を物色しているのだが、なかなか新刊が出てこない。久しぶりに新刊コーナーに立てかけてあったので即ゲット。 題名から、手塚治虫の漫画の焼き増しであるこ […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「誘拐児」 翔田寛 著 ★★ 講談社 江戸川乱歩賞作品ということで手に取った。 冒頭のつかみは上々。だが、話が進むにつれてだんだん読むのが疲れてきた。起承転結でいえば、「承」「転」の運びが平易すぎて、スリル、推理感が湧いてこない。な […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「歌舞伎町セブン」 誉田哲也 著 ★★★ 中央公論社 「必殺仕掛け人」と誉田哲也警察物ワールドのコラボ。漫画チックな設定だが、こんな作品はもともと力量がある誉田哲也だからこそ書けるのだと思う。たまには、こういうノリの作品もよいのではとも思っ […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「ハング」 誉田哲也 著 ★★ 徳間書店 姫川玲子も出てこなし、東も、ガンテツも出てこない。新機軸を切り開こうとの思惑があるにしては、「ハング」以外はとりたてて目に付く場面はない。物語展開のうねりや緊張感、サスペンスに求められる切迫 […]