/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「ハリー・クバート事件」 ジョエル・ディケール ★★★ 東京創元社 上・下 作品に出てくる小説が入れ子になって、作品とその小説が同調しながら一つのミステリーを形成してく。ありがちな設定だが、軽やかな文章使いも手伝ってぐいぐい作品に引き込まれていく […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「戦の国」 冲方丁 著 ★★★ 講談社 戦国時代に活躍した武将たちの短編集。 短編の寄せ集めながら、戦国時代終盤のエキスが凝縮されており、この本一冊で戦国時代の流れをおさらいできる。「天地明察」同様軽快な文章仕立てが心地よい。 「戦 […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「監禁面接」 ピエール・ルメートル 著 ★★★★ 文藝春秋 先にルメートルの「天国でまた会おう」を読んだとき、自分の思惑とは若干異なる彼の母国フランスの評価ぶりにいささか戸惑いを感じたが、本作品を読んで、その一因がわかったような気がし […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「ブラック・スクリーム」 ジェフリー・ディーヴァー 著 ★★ 文藝春秋 「スティール・キス」に続いてまたもや★二つ。 常に新境地を切り開こうとする作者の意欲には敬服の至りだが、本作品ではそのひらめきが上滑りしている感がある。仕込まれたトリックに「 […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「火の色」 ピエール・ルメートル 著 ★★★ 早川書房 なんとなく、ジェフリー・アーチャーの作品を彷彿させるトリック劇。「天国でまた会おう」の続編ということで、その前作をよく覚えていないのでちょっと心配だったが、そう思ったのは最初だ […]