/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「高野聖」 泉鏡花 著 ★★★ 日本の文学 第四巻 中央公論社 前に読んだ「黒百合」よりは面白く感じた。文体や作風に慣れたせいもあるのかもしれない。 高野山に籍を置く高僧によって語られる怪しい物語。飛騨から信州へと向かう峠路で魔界へ […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「黒百合」 泉鏡花 著 ★★ 日本の文学 第四巻 中央公論社 泉鏡花を読むのは初めてだ。今が旬の富山が舞台の宮本輝の「潮音」に触発されて手に取った。いわく、泉鏡花にも富山が舞台の小説があるという。作品は明治32年(西暦1899年)に […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 上・下」 R・F・クァン 著 ★★★★ 東京創元社 なかなか面白い。 いわゆる「翻訳」の世界と「銀工術」という架空のテーマを融合させた画期的娯楽作品。分野的にはファンタジー、さらには「ダークアカデミア」という範疇に入るらしい。高田 […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「彼女を見守る」 ジャン・バティスト・アンドレア 著 ★★★★早川書房 「彼女」とはいったい誰なんだろう、それに気づくのは中盤以降。冒頭から序盤にかけて、いったい何を書いているのか、どんな場面なのかなかなか見えてこない。時系列や場面が行 […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚越中のトレッキング街道 TGTT2025/4/1 今年は1月こそ穏やかな日々が続いたが、2月の立春寒波の後、周期的に強い寒波がやってきて、それが3月下旬まで続いた。そのたびに、季節外れの暖かさや寒さに一喜一憂し、これが最後の気温の底という予報にいくども裏切られた。 夜中 […]