/ 最終更新日時 : daurasan 五つ星★★★★★「ティーンズ・エッジ・ロックンロール」 熊谷達也 著 ★★★★★ 実業之日本社 熊谷達也はこんな作品も書いていたのか、というのが第一印象。 山にこもる杣人を描いた物語に魅かれて数冊彼の作品を読んだ印象は、緻密で重厚な作品を綴る作家という印象だった。 そして、今 […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「黄昏に眠る秋」 ヨハン・テオリン 著 ★★★ ハヤカワ・ポケット・ミステリ いつも思うけど、スウェーデンの作家の作品は人名が覚えづらい。 ミステリとしてはよくできている。後半から終盤にかけてのなぞ解きはなかなかの見もの。老人施設に入居中 […]
/ 最終更新日時 : daurasan 五つ星★★★★★「ゴールド・フィンチ」 ドナ・タート ★★★★★ 河出書房新社 全4巻 ピュリッツアー賞というのは報道、ジャーナリズム関係だけと思っていたが、小説のようにノンフィクション部門があるということをこの作品で知った。 原題も「The Goldfinc […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「モンキーブリッジ」 ラン・カオ 著 ★★★★ 彩流社 先に読んだ「蓮と嵐」と構想は同じ。 ベトナム系移民のベトナム的価値観とアメリカ的価値観との順応と葛藤を自伝的要素を多く含めて描かれている。 題名の「モンキーブリッジ」とは、ベトナムの農村 […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「教団X」 中村文則 著 ★★ 集英社 中村文則、何やってんの? 四年前、NHK朝のラジオ「すっぴん」のなかで、水道橋博士がゲスト出演していた中村文則を評して、まだ若くして芥川賞をとって順風満帆の彼に対して、「今は何をやってもうまく […]