/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「海峡」 井上靖 著 ★★ 井上靖全集 新潮社 ネット上の書評はそんなに低くはないのだが、自分的にはいまいちの作品であった。 おそらくこの小説は会話が主題を成していると思うのだが、それがそんなにも大した意味合いをもつわけでもない。 […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「天平の甍」 井上靖 著 ★★★ 井上靖全集 新潮社 「鑑真は何をしに、どのような経緯を経て日本にやってきたのか」そのこたえがこの作品にあった。もっと劇的で波乱万丈な展開かと想像していたのだが、以外に淡々と描かれている。 「天平の甍」 […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「氷輪」 永井路子 著 ★★★ 永井路子歴史小説全集 中央公論社 「氷輪」とは月の異名、中天にかかる月は氷のごとくきびしく、そしてはるかに遠い」 どんなきっかけがあったのかは思い出せないが、永井路子という作家が気になりだした。 鑑 […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「瀕死のライオン」 麻生幾 著 ★★★ 幻冬舎 「レッド・オクトーバーを追え」に出合って、その魅力にひかれ、軍事スリラーにハマっていった。 以来、国内外の軍事スリラーを手にとってみたが、この分野では日本人作家は欧米の作家たちに遠く及ばないの […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「李欧」 高村薫 著 ★★★ 講談社文庫 高村薫の本はあたりはずれが、ない。 ハードボイルドでありながら、全編を通して漂うせつなさ。加えて、心の中を彷徨うまったりとした時間と空間。 そこにどっぷりと浸ってしまう。 末尾に『わが手に […]