「激闘の日本史・源平争乱」

井沢元彦 著 ★★★ 角川学芸出版

平泉についての参考図書第四弾。 平安から中世にかけて武士が台頭してきた必然と、その中心となった源平の争乱を中心にして解説している。将門から頼朝まで、この時代はまさに戦天国。なんでこう戦ばかりの時代だったのかと思うことしきり。将門の時代までは一人の豪の者がいればそこに郎党が集まり戦に勝って地方の勇となりえた。だが、将門のときもそうであるが、ただ武力を頼りにした戦いでは限界が見え始めてきたのもこの頃から。清盛によってそれは一つの頂点を迎え、頼朝もまた奥州合戦を経て新境地に至る。

「激闘の日本史・源平争乱」 

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