毛勝山塊の立体模型
親しんだ山の立体模型を作ろうと始めた。まず手始めに、比較的隆起や起伏が緩やかな毛勝を選んだ。最終目的は剱だったが、膨大な作業と時間がかかるため、挫折。なんとか毛勝だけはやりきった。
- 二万五千図を等高線の数だけコピーして、等高線に沿ってハサミで切り抜いていく
- 切り抜いた紙をケント紙に貼って、乾いてから等高線に沿ってカッターで切り抜いていく
最初は家庭用の普通のカッターを使っていたが、紙とはいえ刃先が減ってきて切れなくなるので、工作用カッターにした。ペン状で作業も捗り、摩耗してきたら刃先をすぐに交換できる - ケント紙一枚だけでは高さが出ないので、先に切り抜いた型をもう一度ケント紙に貼る。そしてまたカッターで切り抜く
- 二枚重ねの型紙がいくつかたまってきたところで、それらを等高線に沿って貼り合わせる
紙に反りがでないよう雑誌などで重しをする - 工程を重ね、切り取った山塊の厚紙モデルの完成
- 等高線状に段々となった部分をならすため、簡易石膏を全面に塗り重ねていく
- 次は、石膏モデル
最初、厚紙モデルから石膏で型枠を作ろうとしたが、剥離剤を塗っても原型を石膏枠から離すのが難しいことが分かった。また、これはなんか違うなと思った。そこで、シリコンで型枠を作ったら、うまくいった。石膏の混ぜ具合にはコツがいる。結構濃度が薄くても固まることが分かった。石膏さえ用意すれば、いくつも複製ができる。あんなに苦労して作った厚紙モデルがウソのようだ。 - 色を塗れば、それなりの仕上がりになるのだが、まっさらでもそれはそれでよしとして、現在に至っている



