「そして粛清の扉を」

黒武洋 著 ★★ 新潮社 第一回ホラーサスペンス大賞

荒れた高校生を担任する女教師が、生徒達を人質にとって、教室に立てこもる。 これからがぶっ飛んでいる。 次々と生徒達の過去の罪をあばき出し、粛清の扉が開かれていく。 ただ、書き込みが足りなく、やや物足りなさが残った。この点についてはこの賞の選考者らも指摘している。もっと登場者の人物像や、事件の外堀を描いてほしかった。

「そして粛清の扉を」 

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