「ハリー・クバート事件」
ジョエル・ディケール ★★★ 東京創元社 上・下
作品に出てくる小説が入れ子になって、作品とその小説が同調しながら一つのミステリーを形成してく。ありがちな設定だが、軽やかな文章使いも手伝ってぐいぐい作品に引き込まれていく。一人の少女の疾走がテーマなのだが、次から次と怪しい人物が登場してくる様は「ツイン・ピークス」を彷彿させる。ミステリーでいて心温まる作品に仕上がっているのも人気の一因であろう。
「ハリー・クバート事件」 |
作品に出てくる小説が入れ子になって、作品とその小説が同調しながら一つのミステリーを形成してく。ありがちな設定だが、軽やかな文章使いも手伝ってぐいぐい作品に引き込まれていく。一人の少女の疾走がテーマなのだが、次から次と怪しい人物が登場してくる様は「ツイン・ピークス」を彷彿させる。ミステリーでいて心温まる作品に仕上がっているのも人気の一因であろう。
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