「マッターホルンの殺人」

グリン・カー 著 ★★★ 新潮社

1951年に発表されたというからかなり古い本。1999年に装丁も新たに発刊された。 登山がらみのミステリーかと思ったら、そうではなくマッターホルンの麓を舞台とした物語だった。ミステリーとしては古典的で、ポアロが出てくる探偵劇と雰囲気は似ている。事件に遭遇したいわくありげな登場人物のアリバイを追って物語は進んでいく。単純なストーリー展開だが、ノスタルジックな気分に浸らせてくれた。

「マッターホルンの殺人」

Loading