オンライン診療でタミフルが処方できるわけ
インフルエンザが猛威をふるっているとか。それを踏まえて、オンライン診療の模様をNHKがニュースの中で伝えていた。その患者さんを遠隔で診て、医師は「タミフルが適用になる」と話し、また別の一般人はインタビューに答えて「前もって薬がもらえるので助かる」とも。はて?医師はどのような根拠で患者さんをインフルエンザと診断したのか。また、予防薬としてタミフルを出してもらえることも知らなかった。
高熱が出た風邪の症状で、お医者さんに行ったら、検査の結果インフル陰性で、タミフルなどの抗インフルエンザ薬は出なかった、という話は幾度となく聞いており、インフルエンザ判断基準は、検査キットにあると思っていた。インフル陽性と検査キットが示せば、当然保険適用で抗インフルエンザ薬が処方される。それだけ、検査キットの結果には重みがある。対面の診断でさえ、検査キットがなければ、インフルの診断は難しいのに、なぜオンライン診療で抗インフルエンザ薬が処方されるのか、不思議でたまらない。
こんなときに役に立つのがグーグル先生。答えは簡単だった、検査しなくとも「医師が必要と判断した場合、抗インフルエンザ薬が処方可能」とのこと。また、予防薬としても処方可能。その場合は保険適用外。実際、ネット上にはそんな謳い文句のクリニックがごまんとある。費用も5千円~7,8千円とばらつきがある。えー、?こんなんでいいの?と思った次第。それとも、素直に喜ぶべきなのかな。
