「セロトニン」

ミシェル・ウエルベック 著 ★★★ 河出書房新社

フランスの農業食糧省というキャリアを持つ主人公の物語。 明らかに、題名にある「セロトニン」がキーワードだが、そのせいだかなんだか、荒唐無稽な挿話があっちこっちに飛び火する。抗うつ剤に頼る人物の心象風景(女性遍歴が中心)を描いたとしたら、こんな風になる、と思わせる一例。自分的にはそれほど高評価ではないが、フランスではどう読まれているのか気にかかる。村上春樹的な存在なのかな。

「セロトニン」 

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