/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「カード師」 中村文則 著 ★★ 朝日新聞出版 朝刊に連載されていたということなのだが、はたして評判はどうだったんだろう。ネット上では高評価のものが多いが、私はそうは思わない。「芥川賞作家」中村文則はどこにいってしまったんだろう。何が […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「逃亡者」 中村文則 著 ★★★ 幻冬舎 「教団X」を最後にしばらく作者から遠ざかっていたが、友達の書評にこの作品が紹介されていて、さて作者はどう変貌を遂げたのか、それを確かめたくて手に取った。 冒頭から、序盤のつかみはよくできてい […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「教団X」 中村文則 著 ★★ 集英社 中村文則、何やってんの? 四年前、NHK朝のラジオ「すっぴん」のなかで、水道橋博士がゲスト出演していた中村文則を評して、まだ若くして芥川賞をとって順風満帆の彼に対して、「今は何をやってもうまく […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「悪の仮面とルール」 中村文則 著 ★★ 講談社 久しぶりに中村文則を読んだ。最初に出会った頃のような衝撃はない。人の心をミキサーにかけて撹拌してビンに流し込むと、いくつかの層に分かれる。中村文則はその中の悪の部分を抽出して作品にする。こんな […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「王国」 中村文則 著 ★★ 新潮社 著者自身あとがきで「掏摸(スリ)」の姉妹作品と述べている。だが、ストーリー性、内容とも「掏摸」から比べると格段の差。「掏摸」でストーリーテラーの仲間入りをしたかに思えただけに残念。「掏摸」の資 […]