/ 最終更新日時 : daurasan 山の本「その峰の彼方」 笹本稜平 著 ★★★ 文藝春秋 アラスカのデナリ、カシンリッジに冬季単独登攀を挑んで消息を絶った日本人クライマーの捜索と救出劇を描いたドラマ。ミステリータッチになっていないところが本作品のよいところ。 冒頭からしばらくは […]
/ 最終更新日時 : daurasan 山の本「南極風」 笹本稜平 著 ★★★ 祥伝社 ニュージーランドの秀峰「アスパイヤリング」のツアー登山で起こった遭難事故。生き残ったガイドが殺人の罪で告訴される。事故は防げたはずという未必の故意が争点となっている。 ガイド登山の遭難事故が […]
/ 最終更新日時 : daurasan 山の本「春を背負って」 笹本稜平 著 ★★★ 文藝春秋 ほんわかな読後感が残る作品だ。 甲武信岳の山小屋が舞台となっている。この山域はあまりなじみがなく、尾根や登山ルート、山小屋の位置関係などに執着しなくて済む。山の小説を読んでいると、とかくそ […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「時の渚」 笹本稜平 著 ★★★ 文藝春秋 ネット上の書評ではかなり点数が高いこの作品なのだが。 話が出来すぎというのが率直な感想。まさかねと思った結末が本当になってしまった。 新生児取り違え、戸籍入れ替えというトリックをうまく融合 […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「太平洋の薔薇」 笹本稜平 著 ★★★★ 中央公論社 第6回大藪春彦賞受賞 題名の「太平洋の薔薇」とは物語に登場する老貨物船「パシフィックローズ」のことだった。 一言で言って、海の男の物語。海洋大冒険活劇だ。 この作品の白眉は最後のシーン […]