/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「冬の光」 篠田節子 著 ★★★ 文藝春秋 読み始めは、なんか変な本を掴まされたかな、との印象が強かった。それほど陳腐で定型的な出だし。たかが夫の不倫でこうもどたばたするものだろうか。結末から始まる作品にしては、本題を読み進めようと […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「インドクリスタル」 篠田節子 著 ★★★ 角川書店 小説はあくまで作りものであって、そこに書かれていることが必ずしも現実のことであるとは限らない。ということは頭でわかっていても、社会現象をモチーフとしている作品ではある程度の真実性がないと面 […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「コンタクト・ゾーン」 篠田節子 著 ★★★ 毎日新聞社 フィリピン、マレーシア、インドネシアに近接する島嶼国テオマバル(架空)で、内戦に巻き込まれた日本人女性3人の奮闘ぶりを描く。 背景として本文には「モスレムの多い島ではあるが、中東などとは […]
/ 最終更新日時 : daurasan 五つ星★★★★★「女たちのジハード」 篠田節子 著 ★★★★★ 集英社 今ならば「ジハード」という言葉を本の題名に使うのはちょっとはばかられるかも知れない。9.11以後、「ジハード」という言葉には神経質にならざるを得ない。 ただ、この小説において、「ジハード […]
/ 最終更新日時 : daurasan 山の本「ゴサインタン」 篠田節子 著 ★★★★★ 双葉社 「ゴサインタン」?どこかで聞いた覚えがあるのだが、なかなか思いだせないでいた。作品中にその名前が出て来てガッテンした。ネパールとチベット国境近くにそびえ立つ山「シシャパンマ」のことだった […]