/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「太陽を曳く馬」 高村薫 著 ★★★ 新潮社 なんでこんな題名になったのか、分からない。 後から出された「冷血」を先に読んでしまっていたが、「冷血」に通じるテーマが「太陽を曳く馬」に組み込まれていた。「冷血」を読んだとき微妙な違和感という […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「新リア王」 高村薫 著 ★★★ 新潮社 先に読んだ「晴子情歌」が母と子の心の通い合いならば「新リア王」は父と子の対話。 青森についてよくわかってない。私との関係といえば、学生時代に八甲田山にスキーに行ったこと、新田次郎の小説「八甲田 […]
/ 最終更新日時 : daurasan 五つ星★★★★★「晴子情歌」 高村薫 著 ★★★★★ 新潮社 母「晴子」から、子の「彰之」に宛てた手紙。 まさに晴子の心の内を子への手紙という形で綴った「情歌」、読んだ後となった今では、これ以外のどんな題名もピタッとくるものが思い浮かばない。 晴子の […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「冷血」 高村薫 著 ★★★ 毎日新聞社 冒頭から序盤にかけてのアップテンポの乗りに、あれっ?と思いつつ、その調子のままで事件は起こってしまう。歯科医師一家4人の惨殺事件。犯人はたちまち逮捕されてしまい、そこで上巻の終わり。はたし […]
/ 最終更新日時 : daurasan 本棚「李欧」 高村薫 著 ★★★ 講談社文庫 高村薫の本はあたりはずれが、ない。 ハードボイルドでありながら、全編を通して漂うせつなさ。加えて、心の中を彷徨うまったりとした時間と空間。 そこにどっぷりと浸ってしまう。 末尾に『わが手に […]