越中のトレッキング街道 TGTT 2024/12/30
朝食をとってから外の様子をうかがってみたら雲間に青空が見えて来た。西の空も明るく、午前中は天気が持ちそうなので出かけることにした。
折戸から伊折までの道が悪い。比較的車高が高い車でも腹を雪にこすりながら進む。ハンドルも轍に取られがち。伊折迄神経を使った。
伊折には車が11台縦列に止まっている。この時期にしては多い方だと思う。中でも富山ナンバーが多いのには驚いた。関西、関東の車が隙間を埋める。
雪は意外に深く、伊折で50センチくらい。除雪も整ってないため、車止めからスノーシューで歩く。膝のぐらつきを抑えるため長めのサポーターを装着。いつものごとく、最初はよいのだが、10分も歩くと、締まってきて痛みが出てくる。しかも、動きが重くなり、ぐらついた筋を筋肉でむりやり引っ張っている感覚で、違和感極まりない。かといって、冬靴、スパッツ、スノーシューを付けていると、サポーターを外すのも面倒くさく、そのまま引っ張る。
伊折を出てすぐ、下山してくる3人パーティーとすれ違う。富山では高名なTガイドご一行だった。一昨日入って、早月尾根の1450まで進んだが、降雪ラッセルがきつく、断念したとのこと。予報によると晴れ間は今日だけで、明日から悪天が続くとみられ、今日下山してきたのはよい判断だったと思う。
指先は一旦冷たくなるが、歩いて行くうちに血行がよくなり暖かくなる。同時に汗をかき始めたので、カッパを脱ぐ。伊折を出てから1時間でゲートに到着。山は雲で覆われている。何枚か写真を撮りながら雲が切れてくるのを待ったが、その気配がなので帰ることにした。
そしたら、歩き始ていくらもしないうちに、雲が流れ出し、青空も見えてきて、日差しも出て来た。そこで旧剱センターすぐ前から早月川へと下る林道に足を突っ込むことにした。厚い雲は山から離れるようでいて、張り付いたまま。山肌が見えるのは2600くらいまで。その上は雲に覆われ。本峰は隠れたまま。そのまた上空は青空が見え隠れしながら雲が流れているのだが、2600から3500くらいまでは雲の中。それでも、流れ行く雲の切れ間に剱が入らないかと、30分ほど待ち続けた。一瞬、上部の雲が剝がれそうになったが、それは思わせぶりだけに終わった。
今年の山はこれで終わり。いつものことながら、不自由な右ひざのことが気になる。ベストな解は無いのかもしれない。うまく付き合っていく方法を模索しながらの山歩きができればよいと思う。




