「グレイス・イヤー」
キム・リゲット 著 ★★★ 早川書房
タイトルで読むか表紙で読むか、この作品はその両方に魅かれて手に取った。昨今、こんな表紙絵の本が当たり前のようになってきた。昔は、タイトルに目がいって手に取ったことも多かった。今は、タイトルと表紙絵で消費者を引き付けるのが通常化している。題名だけよりも表紙絵を加えた方が、より情報量が多く、読み手心をくすぶる作用があるのかもしれない。 さて、この作品、「YAエンターテインメント」とカテゴリー化されている。YAって何?ヤング・アダルトの略らしい。じゃあ、ヤング・アダルトっていうのは・・・ウイキによると「日本では13歳から19歳を読者層として想定している図書館が最も多い」とか。しかし、これが本当にYAなのか?物語は結構入り組んでいて、ヤング・アダルトが読むにしては、ちょっとハードルが高いのではと思ってしまう。
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