「国際テロ」

トム・クランシー 著 ★★ 新潮文庫

ジャック・ライアンの息子が対テロ活動に乗り出す。 序盤から中盤にかけては、その新たな設定を構築するためのもの。いつものクランシーにはみられない、状況説明的な記述が目立つ。 これまでのライアンシリーズの「資産」をどう活かすか、それが試されていたのだが、うまく活かしきれていない。 あれだけの役者をどうやりくりしていくのか、これからの展開に期待したい。

「国際テロ」 

Loading