「時の渚」
笹本稜平 著 ★★★ 文藝春秋
ネット上の書評ではかなり点数が高いこの作品なのだが。 話が出来すぎというのが率直な感想。まさかねと思った結末が本当になってしまった。 新生児取り違え、戸籍入れ替えというトリックをうまく融合させ、そのテーマが静かに深く全編を通して流れている。笹本稜平は、その重々しさというか、やるせなさを描きたかったのだと思うが、そこの辺はうまく出来ており、読み手にも伝わってくる。 第18回サントリーミステリー大賞・読者賞
「時の渚」 |
ネット上の書評ではかなり点数が高いこの作品なのだが。 話が出来すぎというのが率直な感想。まさかねと思った結末が本当になってしまった。 新生児取り違え、戸籍入れ替えというトリックをうまく融合させ、そのテーマが静かに深く全編を通して流れている。笹本稜平は、その重々しさというか、やるせなさを描きたかったのだと思うが、そこの辺はうまく出来ており、読み手にも伝わってくる。 第18回サントリーミステリー大賞・読者賞
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