かみさんと茗荷谷山 2017/1/7

投稿日時 2017-1-9 14:03:48 | トピック: 山旅







前回のハゲ山に続いて、きょうも種から辿る山「茗荷谷山」。
ハゲ山に登ったとき、種を囲む山並みの向こうに真っ平な山頂を持つ山が目についた。それが「茗荷平山」だった。多くの人はハゲ山と茗荷谷山を一まとめにして登ってしまうのだろうが、我々は次回にととっておいた。

高気圧に覆われすっきりと晴れ渡った今朝は、放射冷却も手伝って冷え込みがきつかった。家を出たのが10時近かったが、種の集落へと入る道路はまだ凍ったままだった。
ハゲ山に来た時よりもはるかに雪が少ない。田圃の畔は雪もまばらで枯れ草も出ている。
先日と同じ場所に車を止め、雪のないあぜ道を辿って登山道へと向かう。

ハゲ山との分岐から茗荷谷山へと向かう道は緩いアップダウンが数か所出てきて飽きさせない。途中峠山という小ピークを通るが、ここもなかなか眺めがよい。雪がないので下りのぬかるみに足を滑らせないよう様にと気を使う。二山、三山超えて、目差す茗荷谷山に到着。ここからの眺めも素晴らしかった。ハゲ山から見るよりよいかもしれない。遠目で見た通り頂上は平な地形でベンチも数カ所設置してある。剱の眺めはもちろん反対側の富山平野の眺めも言うことなし。大岩側から沢山の登山者が上がってくる。そして、ハゲ山へと向かっていった。

我々はベンチに腰掛け大パノラマを目にして紅茶とおにぎりを頬張りながら至福の一時を過ごす。それはその場の空気と一体となった一瞬にして永遠の時間。「山高きが故に尊からず」

辛くて悲しい出来事は決して消し去ることはできないが、今ここにいるその瞬間だけは生きている証と希望を与えてくれる。おそらくかみさんも同じ思いで剱を見ていたに違いない。





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