トウキ(当帰)栽培農家を訪ねた

投稿日時 2010-3-13 8:47:54 | トピック: くすり屋のイチオシ








群馬県東吾妻町のHさんはトウキ栽培農家だ。訪問したこの日は、3月下旬の出荷を控えて、ビニールハウス内での乾燥も終盤に差し掛かっていた。いつも福寿草が咲き始めるこの時期にHさんを訪問する。次はトウモロコシの出荷となる秋だ。サイコの出荷前は細かな作業が続く。根を大きさ、太さごとに分別する。泥や石が混入していないか、一掴み一掴みずつ手にとって検査していく。これがまた根気の要る作業。何十キロともなれば容易ではない。当帰といえば漢方薬における重要な位置を占めている。大方の漢方薬に当帰が使用されている。だがおもしろいことに、ほとんどにおいて当帰それ自体の薬効よりも補剤としての役割が期待されている。脇役の横綱といっても過言ではないだろう。私達の手元に来る漢方薬はHさんらのような栽培農家の方達の地道な努力によって下支えされている。感謝の気持ちで一杯だ。そんな思いでHさん宅を後にした。


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