「レイジ」誉田哲也 著 ★★★ 文藝春秋

投稿日時 2021-3-8 15:25:06 | トピック: 本棚

誉田哲也は心の闇を炙り出すことに主眼を置いた警察物も読ませるが、この作品のような青春群像を描くのがとてもうまい。作者としてはどちらが本当に描きたい分野なのか、今の時点ではわからない。
バンドや楽器をやっている、そういう業界の人が読めばより深くこの作品に入っていけるのだろうが、そうでなくてもとても面白く読ませてくれる。
ハッピーエンドで終わるちょい手前あたりの泣かせる場面が印象に残った。



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