「スリーピング・ドール」

投稿日時 2010-5-12 6:24:30 | トピック: 本棚

ジェフリー・ディーヴァー 著 ★★★ 文藝春秋

リンカーン・ライムシリーズからスピンオフしたキネシクス捜査官のキャサリン・ダンスが主人公。彼女の前ではちょっとしたしぐさで、その言動の真贋が見抜かれてしまう。人間ウソ発見器なのだ。彼女の相方になる人はどんな人だろうかと思ってしまう。その敵となるからには相当の悪でなければ勤まらない。今回はそれにふさわしい悪役が登場する。が、その悪行のわりには、なんとなく迫力に欠ける、というか、凄みが感じられない。おバカな悪役というところ。もうすこしまともな敵との対決を期待する。



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