「ラシャー」 上・下 アン・ライス 著 ★★★ 徳間文庫

投稿日時 2010-9-11 6:32:40 | トピック: 本棚

常にメイフェア家の魔女とともにあり、彼ら彼女らに取り付いてきた精霊ラシャー。その目的は実体化すること。そして邪悪な企みをその胸に秘めていた。現代最強の魔女ローアンはその企みを知りつつも、ラシャーに身をゆだねてしまう。そしてついにローアンの体を借りて、ラシャーが肉体化する。
前作『魔女の刻』よりも官能的な度合いが増す。またおどろおどろしさに拍車がかかり、猟奇的な感さえ覚える。医療に関するSF的要素が加わっていかにも現代版魔女の物語といったところ。そして、ジェットコースターに乗りながら迎える最終章。悲しい幕切れが待っていた。



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