「死の蔵書」 ジョン・ダニング 著 ★★★ ハヤカワミステリー文庫

投稿日時 2010-10-16 20:52:01 | トピック: 本棚

文庫本の帯には「このミステリーがすごい!第1位 ’97年版」とデカデカと書いてある。今から13年前に買って読んだのだろうが、もっと昔に読んだような気がしていた。もちろん内容は全く覚えていない。ただ、古本を巡ったミステリーだということはなんとなく記憶にあった。その再読。
日本では古書店の主人、京極堂が憑き物落としで事件を解決するが、こちらは古本マニアの刑事が主人公。ちょっとアウトロー的でハードボイルドなところが魅力。文章はさらりとしていて、物語は淡々と進んでいく。しかし、エピソードや伏線はしっかりしと書き込んであり、最初から最後まで飽きさせるところがない。最後の一文がミソ、頭の中の電球に明りがパッと灯った。



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