テロリストの半月刀 上・下 ラリー・ボンド 著 ★★★ 文春文庫

投稿日時 2010-10-21 5:50:27 | トピック: 本棚

車で渋滞するサンフランシスコのゴールデンゲイトブリッジが破壊され、多くの死傷者が出た。それはイランのテロ組織の手引きによる犯行だった。アメリカはその報復として、テロ組織の温床となっている軍事施設に攻撃をしかけ、甚大な損害をイランに与える。その惨劇を目の当たりにしたイランの将軍が、アメリカへの復讐を心に誓う。表面上はアメリカとの同調を装いながら、陰で着々と軍の増強を図り、テロ計画を推進していく。そしてアメリカ各地で発生するテロ。アメリカは打つ手もないまま大混乱に陥ってしまう。そこにイランに潜入しているアメリカのスパイから、イラン軍の不自然な動きを示唆するメッセージが届く。疑惑は確信のものとなり、イランに強襲部隊が派遣される。
トム・クランシーに匹敵する軍事描写が見もの。繰り広げられるテロ攻撃は現実のものとなりうる可能性を感じさせる。


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