「犬飼い」

投稿日時 2010-5-10 6:18:40 | トピック: 本棚

浅永マキ 著 ★★ 学習研究社

伝奇小説。
犬が神がかりの象徴と描かれているものとしては、西村寿行の作品がまず思いあたる。やや官能的な内容が伴うのもこの手の小説の楽しみでもある。だが、本作品は並みの官能小説しのぐ内容で、いささか戸惑いを抱きながら読んだ。作者はまだうら若き女性らしいのだが、どこにそんな想像力が潜んでいるのであろうか。まさに血みどろの結末は圧巻であった。



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