晩秋の赤谷山 1996/11/3-4

投稿日時 2013-10-30 18:03:22 | トピック: 過去ログ

ブナクラ谷から入って赤谷山へ。絶好の登山日和に、山頂は多くの登山者で賑わっていた。一升瓶が転がり、焼肉を囲んで宴会モード。

翌日、赤谷山からの踏跡を辿って北方稜線を南下。主に小黒部谷側をトラバースするようにして進む。白ハゲまで道はついている。白ハゲ山頂は小笹で覆われた快適な場所だ。大窓へ降りるつもりであったが、下を覗いてみると藪がひどく、先が読めない。しかたなく、もと来た道を戻ることにした。

ところが、赤谷山からの下りに差し掛かった辺りで、連れの足首の持病が悪化し、痛みで歩行困難となってしまった。きついテーピングを施し、痛み止めを服んで様子を見ながら下山。時間はたっぷっりあると思ったが、ブナクラ谷中腹で夕暮れとなってしまった。計画通りに大窓から下っていたらと思うとぞっとする。

自分は先に取水口まで降りて、空身で友を迎えに行く。彼は油汗でびっしょり、顔は苦渋にゆがんでいた。ザックを受け取って肩を貸しながら歩く。馬場島に着いたときは、まさしく肩の荷がおりてほっとした。




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