本棚 : 「感染遊戯」誉田哲也 著 ★★★ 光文社
投稿者: hangontan 投稿日時: 2021-4-17 17:09:09 (140 ヒット)

殺人の連鎖、といってもシリアルキラーを描いたものではない。「一寸の虫にも五分の魂」という諺を犯罪に当てはめるとこんな物語になるのかもしれない、「殺人にも一分の理」。社会が生みだした「悪」は誰が清算するのか、私的制裁の話でもある。かといって殺人が許されるわけもなく、むなしさが残るだけ。

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