はんごんたん処方箋

富山オリジナル  パナワン

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足跡掲示板

  • Repuさん、ありがとうございます。おかげさまで、発作は収まりまして、軽快に過ごしています。ただ、寝てばかりいたせいか、筋肉がすっかり落ちてしまい、目下復調に向け励んでいます。また、雑穀でお会いしましょう。 ( panawang - 2017.06.16 17:39 )
  • 救急搬送され、その後の経過はいかがでしょうか?決して無理されませんように。 いつも美しい写真、楽しませていただき、ありがとうございます! ( Repu - 2017.06.15 21:59 )
  • float cloudさん、コメントありがとうございます。返事遅くなりました。すみません。過分なおほめを頂き、こそばゆいです。つたない文章ですが、書くことによって、自分の考えをまとめようと努めています。当HPに辿りついていただきありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。 ( panawang - 2016.05.15 19:44 )
  • こんばんは〜、はじめまして、はんごんたんさん。プロフィール欄がないので、いったいあなたが、どういう方なのかわかりません。 ぼくは、1948年生まれで、4年間、富山大学の薬学部に在籍していました。その間、薬学部の山岳同好会に在籍もしていました。いまも藪山登りをしていて、 3,4年前まで山中に限って、たまに心臓に異常をきたしていました。偶然、この楽しいブログに出会いました。内容もさることながら、文章もしっかりしていて、すばらしいブログだと思い、ここに投稿させていただきました。 ( float cloud - 2016.05.13 20:53 )
  • 337さんいつもどうも。歳をとるにつれて、自分の山も変わってきました。のんびり歩いていると、今まで見えなかったものが、見えてきたりします。楽しみが増えたように思います。 ( panawang - 2015.06.17 05:28 )

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Help にゃ〜ん♪
投稿者: hangontan 投稿日時: 2018-4-24 12:58:12 (4 ヒット)







































先日見たサクラがあまりにも印象的だったので、好天が続いているうちにもう一度サクラを堪能しておきたいと思って出かけた。

前回よりは撮影に時間をかけ、じっくりとサクラを見ながら馬場島へと向かう。往路、復路ともサクラ三昧の一日だった。だが、ゲートまで戻ってきて、なごりの剱を撮影した後、道端のコゴミに目がいってしまった。家に帰って荷物を車から出していると三脚がないことに気付いた。コゴミを採って満足していたら、三脚のことをすっかり忘れてしまっていたようだ。再び伊折へのゲートまで車を走らせ、現場付近を捜したが、三脚はなかった。後味の悪いお花見となってしまった。

伊折ゲート起点 馬場島まで往復6時間30分


投稿者: hangontan 投稿日時: 2018-4-24 12:17:33 (10 ヒット)
































































下界のサクラがあっりと終わったので、山の方はどうなているのか気になって出かけた。

これまで幾度となく通ってきた道だが、こんなにもたくさんのサクラの木があったことに全く気付いていなかった。馬場島に至る道路際はもちろん、その山際、早月川を挟んだ対岸の山肌のあちこちにサクラが咲いている。木々の芽吹きが始まった山にサクラが彩りを加え、早月の流れは雪代をたたえて勢いを増し、正面には雪と岩の剱が青空を背景に映えている。道の脇にはキクザキイチゲが咲き乱れ、沢に入れば、ワサビの葉が光り、倒木にはエノキがついている。春の躍動を全身で感じてきた一日だった。

伊折ゲート起点 中山まで 往復7時間


投稿者: hangontan 投稿日時: 2018-4-2 18:21:12 (27 ヒット)















ここ数日、一カ月近く季節が前倒しになったGWのような陽気が続く、今のうちにと向かったのは土倉山。これまで何回かこの山を目指したが、青空の下の剱はまだ拝めていない。今日こそはと気合いを入れて家を出た。

土倉山へと向かう道路にはまだ雪が残っていたので、伊折橋手前の路肩に車を止めて出発。朝の冷え込みがきつく雪が凍っていたので、アイゼンを履いていく。しばらく歩き道路が南北になるところで雪が切れていたので、アイゼンを脱ぐ。しばらくして、また雪が出てきて、アイゼン。そしてまた雪が切れ、アイゼンを外す。取り付きの斜面が見えるカーブを過ぎてようやく雪べったりとなる。

取り付き尾根は雪は完全になくなり、むしろ乾いている感さえある。昨年の4月14日に来た時も雪は無かったが、これほどまでは乾いていなかった。雪の上に乗ったのは800からで、それまでは刈り上げられた夏道を行く、これも昨年と同じ。つぼ足でしばらく進むも、締まった雪は歩きづらいのでアイゼンを装着。ここ数日に通ったと思われるトレースを追って高度を稼ぐ。

稜線に出て飛び込んで来る毛勝から剱までの大パノラマは圧巻だ。山頂までは電車道のようなトレースが付いていた。ようやく快晴の下の剱にご対面とあいなった。
これで一満足だが、来年はテントを担いで稜線で泊り、夜明けの剱を狙いたいとの思いで下りにかかった。

取り付き尾根起点 山頂まで2時間15分(撮影時間10分)、山頂20分
下り 1時間30分


投稿者: hangontan 投稿日時: 2018-4-2 18:19:08 (23 ヒット)















今年の花粉症は、水道管が破裂するほどの極寒の冬のせいか、いつもより症状が出るのが遅かったが、お彼岸ごろから急に気温が上がり始めると、一気に杉花粉が飛散し始め、それに伴って体も反応し始めると、数年来覚えのないくらいの辛い日々。体調も運気も絶不調、体重も2キロは痩せた。そんな中、群馬から帰省して、体調を整えるべく選んだのがいつもの千石城山。

笠尻山の取り付き尾根は雪解けが進んで、すっかり夏道が出ている。雪が出てくるのは一登りして、平たんになったあたりから。3本目の鉄柱から鞍部目指して下るが、この斜面は全く雪が付いておらず、とんだ藪漕ぎを強いられた。まさか、これほどまでに雪解けが進んでいるとは思っていなかったので、機先を制せられた感じ。猛烈な藪漕ぎ。鞍部に降り立ってからも、藪のなかの雪を拾って右往左往、アップダウンの繰り返しで思うように進まない。

目指した中間地点の楽園まで1時間30分、かなりバテバテ、大休止。そこからは雪も多くなってきたが、稜線上は藪となっている。はやり雪を拾ってのアップダウンを強いられ、最後の千石城山への一登りも藪だった。

ド快晴のもと、剱が鎮座する。気温も上昇し、誰も居ない山頂で裸になって汗を拭いた。裸になったのには訳がある。昨年の春、大猫山でのちょっとした藪漕ぎでマダニに取り付かれたことを思い出したからだ。気温が20度を超え、五月のような陽気となれば、マダニを警戒してもおかしくはない。汗を拭きながら、後ろ前、ズボンの中も入り込んでいないか入念に調べた。

一服してから、もと来た道を引き返す、笠尻へのあの藪の登りのことを思うと憂鬱でたまらなかった。

笠尻山登山口起点 楽園まで1時間30分、千石城山まで1時間20分
下り 2時間30分


投稿者: hangontan 投稿日時: 2018-3-20 8:41:52 (27 ヒット)

久しぶりの山歩きはやはり気になる剱のふところへ。体もなまっていて山登りが出来る状態ではなく、いつもの道を歩いてきた。

朝かなり早く家を出たつもりだったが、たちまち空が明るくなってきて、撮影条件の見定めが難しかった。ゾロメキを過ぎての撮影ポイントまで一気に進んでいけばよかったのだが、その手前でたびたび変化する剱の表情に気を取られてしまい、そのたびカメラを出していた。きょうこそはと、イメージしていた写真を期待していたのだが、道草をくっていたせいで、今回もタイミングが合わなかった。

それだから、白萩川のビューポイントに着いたときはすでに遅し。意図していた条件には程遠かった。

まだ雪はたっぷりと残るが、光は確実に春の訪れを告げていた。

伊折から白萩川のビューポイントまで往復6時間30分。撮影時間1時間30分ほど。
















投稿者: hangontan 投稿日時: 2018-2-24 14:36:43 (27 ヒット)









好天だが、昼から行く山とならば、行く場所は限られる。家を出て、なんの迷いもなく種の集落へと向かう。
いつもの通り、道路際に車を止め、山に入っていく。しばらくはトレースがなく一人ラッセルを楽しむ。城ケ平山からの分岐に出てからは、電車道のようなトレースがついていた。城ケ平山経由の方がメジャーのようだ。山頂に着いたときは二組のパーティーが帰り仕度をしていた。
この山のよいところは、もちろん剱の眺めがよいのもあるが、坪庭のような種地区を俯瞰できるのも気に入っている。剱と種集落、双方の眺めが相乗効果となって、登山者の目を楽しませてくれる。

小屋脇の車止め起点 登り1時間 下り30分


投稿者: hangontan 投稿日時: 2018-1-6 13:34:45 (43 ヒット)































曇り空ではあったが剱は見えている。正月に溜まったゴミ出しをしてから山へと向かった。
上市の中心部といくらも離れていないのに、伊折は深い雪に覆われていて、まるで別世界のようだ。越年登山者の車は一台も残っていない。

県警の雪上車の轍をスノーシューでいく。あまり期待はしていなかったのだが、次第に雲が切れてきて、日も射してくるという絶好のトレッキング日和となった。こうなったら馬場島まで行くしかないだろう。トレースがあれば中山でも登ってくるか、と欲が出る。

雪上車の轍はとても歩きやすい。次々と変化する周囲の景色を楽しみながら、まずはいつもの定点観察地点まで。そこから馬場島までは目と鼻の先。途中、期待していた中山へのトレースはなかったので、あっさりあきらめ、馬場島に向かう。白萩川へと向かう林道に積もった雪には薄らとトレースが残る。

パンを頬張ってから帰路に着くと、派出所から警備隊の人が出てきて、一言二言話をした。年末年始に本峰まで達したのは1パーティーのみだったらしい。ところが、まだ山に入っているパーティーがあるという。12月24日に宇奈月から入って、今現在毛勝付近にいるという。予定では12日に下山となっている。なんとも凄い猛者がいるものだ。はたして彼らは剱本峰まで達することができるのだろうか、彼らが無事下山するまで警備隊は馬場島に詰めている。それまで気が抜けない勤務だ。そして警備隊が山を下りてしまえば、雪上車はどこかに止め置かれ、轍もかき消えてしまい、越中のトレッキング街道はしばらく静寂さに包まれることになる。

伊折集落起点 行動時間5時間30分


投稿者: hangontan 投稿日時: 2018-1-6 13:18:37 (42 ヒット)





















越年登山をやらなくなって久しく、今年も体をもてあまし気味の歳の瀬。来年こそは何かにチャレンジしようと意味もない時間をだらだらと過ごしていた。しかし、それではいかんと思い、今できることはすぐに着手しようと思って、晴れようが雪が降ろうが、まず現場に行ってみることにした。

まだ暗いうちに伊折橋右岸の除雪してある作業用林道の車止めまで入る。ヘッデンを着けての準備は久しぶり。スノーシューを履き終えるころになって周囲の山々の様子が見えてきた。高曇りの中、剱もうっすらと見える。日の出間際の淡いピンク色に染まった雲を背景に浮かび上がる剱のシルエットを待ってもよかったのだが、それを待っていると何時になるかわからないので、歩き始めることにした。

二日前のものと思われるスキーヤーのトレースを辿って取り付きまで。トレースは正面の杉の植林帯へと向かっているが、やわしそうなので、少し右に回り込んだ末端尾根から取り付くことにした。

急な登りを行くとすぐにスキーヤーのトレースに合流。二日間で雪がいくらか積もったが、トレースがうっすらと残っている。そのトレースも900ぐらいからあやしくなり、1000までくると完全に消えてしまった。曇り空ではあるが、剱と大日を見やりながら、先を急ぐ。

尾根の形状から、登るごとに剱は見え隠れする。西からあやしい雲が接近してくるのが見てとれる。剱が雲に覆われるのは時間の問題だ。ここでカメラを出して撮るという手もあったが、もしかしたら、山頂に着くまでは視界が確保できるだろうとの淡い期待があって、時間がもったいなく、立ち止まらずに先を行くことにした。

剱といえば、越年登山のため早月尾根から入山したパーティーのことが頭をよぎる。明日から悪天候が予想され、アタックするとしたら今日しかない。今日の天候からすれば、早月小屋付近からアタックに出たパーティーもまた時間との戦いを強いられていることだろう。視界が効くうちに、吹雪にならないうちに安全地帯まで降りていなければならないとなると、タイムリミットの見極めが難しい。

それにしても、1000からの登りが長い。歩いても歩いてもまだかまだかと思われるくらい長い。1400に満たない山なのに、気持ちが折れそうになる。剱が一端視界から消えると、あとはひたすらラッセルあるのみ。主稜線に出た時、はたして剱は見えているのだろうか、剱は無理だとしても、毛勝の山々はどうだろうか、その一心で高度を稼ぐ。

そして、待望の主稜線。残念ながら、剱は上半分灰色の雲に覆われてしまっていた。僧ヶ岳から毛勝の山々はかろうじて臨める程度。剱の全貌とまではいかないが、あやしい雲に覆われた剱が今年の撮り収めとなった。

車止め起点 取り付きまで40分 山頂まで3時間30分 取り付きまで1時間20分 車止めまで40分


投稿者: hangontan 投稿日時: 2017-12-24 10:02:04 (42 ヒット)













絶好の登山日和だが、家を出たのがかなり遅い時間で、これではどこも登れないと思いながらも、いつものようにとりあえず伊折を目指す。

伊折までくると雪は深い、80センチは積もっている。前回はゲートまで車が入ったが、今回はさすがに無理。伊折集落から歩く。新雪でふかふかの雪はスノーシューでも膝上までもぐる。こんな上天気に誰も入っていないのは驚きだが、新雪を独り占め出来る気分はなんともいえない。車ならものの5分もかからないゲートまでの1.5キロ、一人ラッセルだと2時間かかる。それでも、真っ青な青空をバックに白い鎧をまとった剱と神々しい周辺の山々を眺めながらのトレッキングはとても気分がよい。ときより道路脇の杉林で視界が途絶えるが、そのつど現れる山々はいくら見ていても見あきることはない。冬の晴れ間、越中のトレッキング街道の真骨頂はここにある。

ゲートの向こう側には県警の雪上が雪に埋もれていた。それを見やってさらに先へ進む。ゲートからさらに30分、大熊谷に差し掛かる手前のカーブの見晴らしのよいところで今日の行動を打ち切った。
整地をして三脚を立て、シャッターを押しまくる。一番の収穫はここまで来ないと見られない赤谷山から大窓へと続く稜線。本当に真っ白な稜線と山肌に目が釘付けとなる。

ここから馬場島まで歩くとなると、一日仕事だろう。重荷を背負ってならば、なお大変だ。そして、馬場島からはさらに厳しい試練が待っている。

伊折集落起点大熊谷出合い手前まで往復 4時間30分


投稿者: hangontan 投稿日時: 2017-12-24 10:00:36 (36 ヒット)



体調に自信が持てなくなってからは一人で山に入ることが多く、仲間と行動を共にする機会はめったにない。それでも救助訓練だけはみんなと意識を共有しておく必要があり、機会があればなるべく参加するようにしている。今回もその一端。
経験則からではなく、雪の状態をテストして科学的に雪崩の危険度を測る。次にビーコン探査。最後にビニールシートを使っての負傷者搬送。手順を一つ一つ再確認しながら、あやふやな記憶を覚醒させる。訓練でやってないことは現場で出来るはずもなく、仲間のためにも自分のためにも定期的な訓練は必要だろう。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2017-12-9 11:13:00 (37 ヒット)



















朝早く目が覚めたのでネット閲覧がてらGPVで天気の様子をみていたら9〜10時ごろから雲が切れて晴れ間がのぞいてきそうだった。実際7時ごろ食事をしているころはまだ剱方面は分厚い雲に覆われていた。それが、飯を食べて一服している最中に急速に空が明るくなってきた。外に出てみると西から青空が広がり始め剱周辺の雲もすっかり上がっていた。これは行かなくてなるまいと思い、遅い時間ではあったが、伊折へと向かった。

時間も遅いので、折戸トンネル過ぎの凍結した下り坂の心配はない。伊折集落までは完全に雪は融けている。そこからゲートまで除雪はしないが、轍が残っていたのでその跡を辿って車でゲートまで入ることにした。ゲート付近は膝下までの積雪があり、轍はゲートの向こうへと続いていた。おそらく県警の車が雪上車を止めてある地点まで向かったのであろう。伊折から馬場島まで、この雪上車の圧雪のおかげでずいぶん歩きが楽になる。正月までは降雪後に動いてくれているので、年末年始に剱方面に向かう登山者にとっては大変ありがたい。

山に入るには遅い時間だし、スノーシューも積んでこなかったこともあって、ゲートから先は進まず、青空をバックに雪煙を上げる剱の表情を目とカメラに焼き付けるにとどめた。

それから車を返して、ハゲ山を目指し種の集落に向かった。
いつものとおり、道路沿いの建屋の近くに車を止めて歩きだす。30分そこそこで山頂に到着。剱それ自体の眺めはもちろん最高だが、眼下の種の盆地を手前に見て、その奥にそびえる剱と対になった風景がまた一段と奥行きを感じさせ、とてもよい。

ハゲ山は本当に近くてよい山だ。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2017-12-5 12:07:03 (36 ヒット)

















伊折のゲートが閉じられ、いよいよ越中のトレッキング街道の季節がやってきた。
伊折から馬場島まで、そして剱を眺めながらのその周辺の山々へのトレッキングは本場エベレスト街道にも決して引けをとらない。難点があるとすれば、冬の期間、3月まで晴れの日が少なく、仕事の都合と合わせて歩ける日が限られるという点か。今日も独り、誰も来ない静かな山を歩いてきた。
馬場島まで道路は雪が融けていた。馬場島間近になって路面が凍っている個所がある。馬場島の積雪は10センチくらい。白萩林道にはうっすらとトレースが残っている。伊折付近で、例年にはあまり見ないキツネを数匹みかけた。

ゲート起点 白萩林道の撮影地点まで 行動時間5時間


投稿者: hangontan 投稿日時: 2017-12-5 11:46:44 (37 ヒット)















前回9月に登ったときはあいにくの曇り空で、展望はかなわなかった。
かみさんが、別の登山口から登ってみたいというので同行することにした。

登山口までは遠い。馬場島の方が近いと思わせるほど車で奥に入る。道が曲がりくねっているのも遠く感じさせる要因と思われる。

登山口に着いたのは10時半近く。先客の車が一台止まっていた。
最初は平たんな杉林の中を行くが、すぐに急登の尾根となる。赤土でぬるぬるした道は誠に歩きにくい。急登のほぼ全体に取り付けてあるトラロープを頼りに登っていく。杉林と藪のような雑木の中にある道はあまり面白みがない、ひたすら上を目指して登るのみ。そして、登り始めてからちょうど1時間、期待していた展望の山頂に立った。剱の眺めはまぁまぁといったところ。同じ低山なら、もっと楽に登れる上市の茗荷谷山やハゲ山からの方がよいと感じた。

長倉登山口起点 登り1時間 山頂30分 下り1時間


投稿者: hangontan 投稿日時: 2017-11-16 12:43:30 (45 ヒット)



















今年に入って春から5度目の大猫山。
圧倒的な剱岳の威圧感や迫力を感じるなら大熊山かクズバ山が一番だが、剱岳を中心とする山々とのバランスを堪能するにはこの大猫の尾根が勝っていると思う。
なんとか日が稜線から出てしまう前にと、取り付きからの急登を駆け上がる。藪が少しだけ開ける1100から1200まで後ろを振り返りながら行く。まもなく日が出るであろうという頃あいと三脚を立てることが出来る斜面との見極めが難しい。もう30分早く出ていれば焦ることはなかったのだが、この辺が限度とみてザックを下ろした。だが、なかなか日が上がってこない。もう少し上まで行く時間があったようだ。そうすれば、もっと奥行きのある写真が撮れていただろう。どうしても木々と藪が邪魔をする。

日が出始めてきたのでカメラを仕舞い、山頂を目指すことにした。大猫平まではゆっくりながらも息が上がることはなかったが、最後の稜線上部から足が重くなり、主稜線に出てからは体も重く、一気にペースダウン。お地蔵さんの小ピークでは、もう止めようと思ったくらい。それでも、タイムリミットと定めた11時まではまだ少しあるので、時間までくるぶし位までの雪の稜線を進むことにした。

雲ひとつない快晴。遠くは白山まで見渡せる。標高こそ2100そこそこだが、苦しさから言えば2400の大日岳よりきつい山だと感じた。

登山口起点:登り4時間20分(撮影時間30分含む) 山頂25分
下り2時間30分


投稿者: hangontan 投稿日時: 2017-11-8 12:37:01 (82 ヒット)

体育の日を絡めた連休は仕事を入れて、その後の好天をみはからって弥陀ヶ原の紅葉でも見に行こうと算段していたが、なかなか仕事と天候との折り合いがつかず今日になってしまった。さすがに、弥陀ヶ原の紅葉は終わっているだろう。どこまで、紅葉が降りてきているかを確かめるべく材木坂から歩くことにした。

美女平から臨む対岸の大辻山周辺は山全体が色づいている。ブナ坂では黄色から黄金色に染まるブナやモミジに目を奪われる。今年は赤より黄色がうまく染まっているようだ。ナメコも順調に出始めており、人も少なくなる楽しみな時期到来といったところ。






























投稿者: hangontan 投稿日時: 2017-10-23 13:21:02 (68 ヒット)

同行者 T君

明星西壁風ルートは2013年11月2日以来。本チャンは同じく西壁竜ルート2014年5月17日以来。岩に触れるのは今年5月の雑穀以来。このルートの残置ピンは古いものが多く、遠いものもみられ、おもいきった登り方ができないので、そのリボルトを考えていた。ペツルのアンカーやもろもろの装備を整え、ようやく迎えた今日だった。だが、連日の雨で壁からは染み出しがみられ、登ることすらままならず、リボルト作業ははかどらなかった。
本チャンに備え少しでもクライミング感覚を維持しようと、今年夏からクライミングジムに通い始めたが、実際の岩壁は手強かった。足の使い方が全くわからず、アブミに頼ってしまい、あげくのはては強引に引き上げてもらう始末。

待ち合わせの時刻になっても相棒は来ない。メールで、天候が怪しく、大丈夫だろうか、とスカポンタンなことを言ってくる。すっきりとはしない天気だが、だいぶ遅れてきたTを乗せて高速を利用して目的地に向かった。

小滝川沿いの林道には車が一台止まっている。はたして、我々と同じく西壁に向かっているのか、はたまたキノコ目当てなのか。リボルトに使うハンマードリル、そのバッテリー、アンカーボルト、登攀具を詰め込めこんだずっしりと重いザックを背にして、西壁へと向かう。取り付きまで、ゆっくりあるいて1時間弱。

左の竜ルートに男女二人の組が取り付つこうとしていた。我々が目指す風ルートは染み出しがあって、一目でフリーでは無理とわかる。リボルト作業をどう進めるか段取りを話し合う。結局、下からのプッシュアップではなく、上から懸垂しての作業と決める。

まず、セルフビレイ用にとTが用意したアルミ製のペツルブリーユをセットする。ボルトはオールアンカー。思いのほか軽く入ったが、ナットはきつく締まったので効いているだろう。

1ピッチ T リード
本来のルートの濡れているところを避けて、一旦右の階段状から登りだす。表面は乾いているように見えても、岩のくぼみやクラックに指を突っ込むとヌメっていて、決してよい状態とは言えない。Tはフリーで行こうとするがかなり難渋している。A0、アブミを使って慎重に登っていく。5ピン目ぐらいだったろうか、次のピンまでがちょっと遠い。そこでハングすること1時間強。ようやく意を決して越していった。自分の過去二回の経験からは、そんなに手こずったとは思えないのだが。岩が見えていないようだった。Tは力強いムーブを得意とするが、安全が確保されてない場合は決して無理はしない慎重派でもある。そこを超えるとハング下の1ピッチ目の終了点はすぐだ。この間、何回も上から落石が降って来た。幸いハング下なので直撃は避けられた。岩から離れたところからビレイしてなくてよかった。

次は自分がフォローする番。ハンマードリルなどのリボルト装備を入れたザックを補助ロープで引き上げることにして、そのロープをバックロープにして登りだす。
だが、フリーで行こうという思いは一気に砕かれる。足で岩を支えるというか、蹴るというか、岩に立つという感覚がまったく沸いてこない。腕だけに頼ってしまうものだから、フリーなど程遠い。結局アブミを出して、Tが難渋したところも無理やり引っ張り上げてもらって、なんとかビレイ点まで辿りつく。

ビレイ点にはしっかりとしたRCCボルトが2本。その上にはさびたリングボルト3本に残置シュリンゲが幾本もぐるぐる巻きにしてある。ロープマンを使って下のザックを引き上げる。Tの意向で、懸垂用に、またトップロープとしも利用できるラペルリング付鎖を取り付けることにする。まず、ブリーユハンガーを打ちこむ。一本目は成功。2本目、穴を穿とうと2回トライしたが2回とも穴の周りが欠けてくる。変だなと思って、ドリルの先端を見ると、刃が無くなって摩耗していた。そこで、ステンレスクールボルトに切り替えることにした。ブリーユ用オールアンカーとはドリルの径が異なる。新たにドリルをセットして、穴を穿つ。一発目で成功。クールボルトを叩き込む手ごたえもオールアンカーよりはるかにある。結果的には、ブリーユ2枚よりもよかったかもしれない。ラペルリング付きチェーンを2個のハンガーにセットして今日の作業は終了。古臭いむさったシュリンゲを処理して後、セットしたラペルリングで懸垂して取付きに戻った。

ペツルアンカーは初めての経験だったので、試行錯誤の第一回目のリボルト作業となった。要領がわかったので、次回はルートの古くてさびたリングボルトの打ち直しができるだろう。ちゃんと乾いた日を待って行こう。

私が下でビレイしている間に、竜ルートを終えた組が懸垂で降りてきた。その人から「今更リボルトする必要なんてあるの」と聞かれたので「安全のため」とだけ答えた。


過去2回の記録:
心の中を吹き抜ける風 明星西壁・風ルート(またもや敗退) 2013/11/2

明星西壁・風ルート 下部2ピッチ 2013/6/16


投稿者: hangontan 投稿日時: 2017-10-23 10:30:08 (62 ヒット)































体育の日前後はよい天気となり秋山日和だったが、仕事を入れてしまった。連休明けに弥陀ヶ原に出かけようと算段していたのに、あいにくの雨。仕事はいつでもできるが、絶好の紅葉日和はそんなにあるものではない。残念だがまた来年に持ち越しだ。雨が上がった翌日、早月の紅葉はどこまで進んでいるのだろうかと、出かけたのであった。

天気予報では曇りから晴れ間ものぞく、とのことであったが、現地に着いてみると山はどっぷりと雲につかっている。おそらく連休中には混んでいたであろう馬場島の駐車場は閑散としている。寂しげな雰囲気がそこはかとなく漂っている。

カッパを被るまでもないほどの霧雨が巻く早月尾根をあてもなくポツポツと歩きだす。周辺の山々もガスの中。松尾平の木々は紅葉とまではいかないが、こころなしか色があせているように見える。1600のベンチに着くと、さーっと風が吹いて、ガスが切れ始め、周囲の山々が見えてきた。そこには晴れた日の鮮やかな紅葉とは違った、しっとりとした趣のある秋の山があった。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2017-10-2 10:57:22 (69 ヒット)

朝、床の中で考えことをしていたら、いつのまにか日が昇ってしまっていた。
そこで手ごろな大辻山に向かうことにした。山はまだ緑だが、こころなしか低い陽ざしに照らされた木々の葉は、なんとなく盛夏とは違う色合いに映る。秋の始まりの中にも、まだ夏が残っている、そんな頃合いなのだろう。


















投稿者: hangontan 投稿日時: 2017-10-2 10:46:17 (62 ヒット)

家を出たときは澄み切った秋空だった。現地に着いた途端、山頂に笠雲らしきものが現れたかと思ったら、みるみるうちに不気味な様相を呈してきた。この間わずか15分。
海の方角は晴れているので、午後になれば回復すると思われる。
だが、この状況では山に入る気にもなれず、馬場島周辺をうろついてから帰宅した。






投稿者: hangontan 投稿日時: 2017-10-2 10:41:05 (64 ヒット)

V字空間の観察後山を彷徨ってきた。
もしかしたらマイタケに出逢えるかと期待しながら、藪の中を右往左往したが、そんなにうまいこと見つかるはずもなく、ツキヨタケが見下ろしていただけだった。






投稿者: hangontan 投稿日時: 2017-9-10 16:41:54 (61 ヒット)











かみさんのお供をして塔倉山へ行ってきた。
山頂に着いたときは雲がかかり始め、期待していた剱の眺望は叶わなかった。

なにより驚いたのは取り付きまでの道中。上市から延々と続く里山は初めて見る光景。富山にもこんなところがあったのかと思うほど。舗装された道路の両側には稲刈りを待たんばかりの棚田が続く。人家がまばらな中にあって、そこだけが人の生業を感じさせるという不思議な里山の風景に目を見張った。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2017-9-10 16:40:22 (61 ヒット)





















昨夜、なんとなく予感がして外に出てみると満月に近い月が輝いていた。今年、白萩川に沿って歩いてみて初めて気付いた小窓ノ王とチンネに挟まれたV字状の空間。それまで幾度もこの道を辿っていたのに一向に目に止まらなかったのが不思議。その空間に冬の凍てついた月があったなら、などと想像をかきたてながら床に就いた。

もしその月を撮ろうとするならば、真夜中に白萩川のその地点にいなければならず、仮に月が出ていたとしてもその空間に月が来ることがはたしてあるのだろうかと考えてしまう。さらに冬ともなれば曇る確率が高く、苦労してそこまで行って待つ甲斐があるのか。月でなく朝日ならばまだ可能性があるかもしれない。その手始めとして、陽の差し込むチンネの状態を確かめるのが今日の目的だった。

馬場島から白萩川の林道を歩いてその地点に来たときはまだ日が昇っていなかった。うっすらと白み始めた空の明るさから考えると、日はまだかなり北の方から昇るようだ。その朝日に照らされたチンネの岩場はどう映るのか。その場所で日が昇るまで待っててもよかったのだが、それがいつになるか分からず、時間がもったいないので先へ行くことにした。大猫の登りの途中から捕まえられればと算段した。

今年になって4回目の大猫の登り。そのうち2回はマダニに取り付かれている。きょうもそれが心配の種。暑苦しいがフード付きのヤッケをはおる。急登には慣れているが、藪がやっぱり怖い。ウエアの隙間からマダニが入り込まないとも限らない。ときよりマダニが付いていないか点検しながら登る。だんだん明るくなって来て、振り向くとチンネに陽が当たりはじめている。ちょうどよいタイミングが迫っている。だが、そこはまだ樹林帯の中で、木々の間からチンネを覗ける場所を急いで確保した。三脚を立て、その時が来るのを待つ。

思っていたより陽のあたり方は弱々しいが、なんとか陽の差し込む瞬間を捉える事ができた。ただ、下から見たときとはV字空間のイメージが異なり、下からの方がよかったのではないかと思った。まぁ、それはまたいつかの機会に確認しみよう。

これで今日の任務は終了したので、そこから帰ってもよかったのだが、天気も上々なので上を目指すことにした。大猫平から上を見上げるときついように思われるが、ゆっくりペースでいけばそのうち山頂に到着する。
ちょうど天中に達した時で、太陽が剱の真上にある。そうなると、300ミリの望遠で撮っても、コントラストのめりはりがなく、期待していたほどの絵にならない。マジックアワーでのみ望遠が生かされるのではと感じた。しばらくは2レンズ体制でいって、その使い方を見極めたい。

登山口起点:山頂まで4時間10分(撮影三回45分含む) 山頂30分 下山2時間40分


投稿者: hangontan 投稿日時: 2017-9-5 12:17:16 (55 ヒット)























朝、窓を開けると星が見えている。盛夏ときと比べると随分日の出が遅くなった。外の空気もひんやりしている。

月曜というのに馬場島は満車。白萩川の車止めも4台止まっていた。みんなどこへ行くのだろう。林道を歩いて三ノ窓とチンネが見える場所へと急ぐ。着いた頃には青空はなくなり、うすい雲が背景となっていた。ここに差し込む朝陽とはどんなものだろうか、それを夢みて来てみたが、もうそんな時間ではなかった。一時間は早く来なければ。まぁ、いつかその日がくるだろう。それにしても、ここから臨む剱は感動もの。お気に入りのポイントだ。

今年になって三回目の大猫の尾根。4月末と8月初め。その二回ともマダニに取り付かれている。二回目のときは降りてきてすぐに気付いたのだが、むしり取る角度が悪かったせいか、口角が残っているのか、その跡が赤い斑点となっている。今回は絶対にマダニは避けたかったので、下はズボンとスパッツ、上はフード付き長シャツと軍手、とにかくマダニが入り込むすきがないように万全を期した。さらにムシペール30を念入りに塗布。これで完璧だろう。

1400の鞍部がちょうどよい撮影ポイント。1000から1200ぐいらいでも振り向けば、剱全体が臨まれるが、足場が狭いのと、草が茂っているのでもう少し登る。撮影ポイントの見定めも今回の目的の一つ。

1400のピークを右に少し下るとやや開けた場所に出る。ここから剱を眺めることにした。リサイクルショップで手に入れたジャンク品の540円のレンズ。75−300mmでF4−5.6。これがまたよい映りをする。池ノ谷の雪渓の残り具合が手に取るようにわかる。圧巻は三ノ窓とチンネの岩場。これもよく描写できていて、本当に拾いもんのレンズであった。

この間も、下着をめくってダニが付いてないか確認し、ムシペールをスプレーして念を入れた。

雲がなくベタな絵となったが、陽射しが弱かったせいもあって、逆光にならず剱の山肌を撮るにはよい条件だった。いつの日か光の剱を撮ることを夢見て下山にかかった。

登山口起点:1400の鞍部まで1時間 撮影時間30分 登山口まで30分


投稿者: hangontan 投稿日時: 2017-8-19 5:46:09 (59 ヒット)





称名の滝を撮りに八郎坂に出かけた。駐車場に着いたら、小雨とガスが巻いている。久々に傘をさして、カッパをはおって歩きだす。八郎坂からは称名の滝はガスに隠れて全くうかがえない。まさしく、音はすれども姿は見えず、というやつ。すーっとそんな状態で八郎坂を登りきる。マタタビは花の時期をとうに過ぎ、実が育ちはじめている。獲り頃がわからないので、そのまま放置。

アルペンルートに出ると雨も止んできた。対岸の大日方面はガスの中。七曲がりを過ぎ1800まで歩く。何にも見えない歩きはつまらないのでそこで行動を打ち切った。下りに入って、一瞬だけガスが晴れ、滝が臨まれたが、すぐにガスに包まれ見えなくなってしまった。弘法で見かけた可憐なウメバチソウが一服の清涼剤のように思えた。途中、室堂まで往復するトレランの人とすれ違う。

駐車場起点 9時発 行動時間 5時間


投稿者: hangontan 投稿日時: 2017-8-6 6:28:45 (57 ヒット)





















きょうの課題は540円のレンズでどこまで迫れるかだったけど、9時過ぎから剱はお隠れになってしまい、ねらっていた写真は撮れなかった。取付きに向かう道中1時間ばかし道草をくっていたのと、登山途中にいくらでもチャンスがあったのだが、好天につられて、つい高みを目指したのが仇となった。馬場島はオロロ天国だし、再びマダニに食いつかれるしで、大猫から猫又山周辺はマダニ警報が発令されてもおかしくない状況。登山道があっても、下草が生い茂り、マダニにとっては獲物を待つ環境が整っている。先行者は特に要注意。白山のように登山道ちゃんと整備出来ないもんかね。

登山口起点 池塘まで2時間10分 50分滞在 下山2時間


投稿者: hangontan 投稿日時: 2017-6-15 11:37:16 (86 ヒット)































6月に入ってから期外収縮や脈の乱れが全くない日が続いて、もしかしたら心房細動の発作が起きなくなったのでは、と錯覚に陥る。自分でも驚くほどに拍動はリズミカル。

雨上がりの翌日、天気の心配はないが、登山道の脇の草には水分が残り、これがかなりやっかい。露払いをして進むうちに、パンツはびしょびしょに濡れる。ときおり背丈ほどもあるササが登山道に覆いかぶさっているため、歩けば歩くほど濡れ具合は増す。

車止めを出たときには晴れていたが、しだいにガスが湧いてきて、視界不良。濡れネズミ状態でやっとせ気分が悪いのに、稜線に出てからの視界もないとなれば、やる気も失せてくる。期待していたオウレンはとうに終わっていて、残念至極。

1300くらいから雪を拾うが、雪の稜線歩きとまではいかない。ガスで視界が効かなく、雪で登山道がとぎれとぎれになる藪の稜線は迷いやすい。帰路のことを考え、赤布を小まめに打って進む。

頂上に着いてもつまらんなー、このガスじゃ。とぼやきながら歩いていると、ふっと、開けた山頂直下の草原に出る。相変わらず周囲の山々はガスの中。山頂ではサルが出迎えてくれた。

日本海側は雲海が広がる。下界は雲の下か。久しぶりに見る雲海は新鮮でもあり、懐かしくもあった。かつて幾度テントの外からこの景色を見ただろうか。さて帰るかと、ザックを担ごうとしたその瞬間、ガスが急に動き出し、雲の切れ間から剱が顔を出し始めた。日も射してきて、青空を背景に流れる雲と天を突く剱。偶然とはいえ、この瞬間にこの景色とは。その直前までの身も心もずぶ濡れで意気消沈していた自分はどこかに吹っ飛んでしまった。やっぱり山は行ってみなければわからない。

そのショータイムは十分ほど続いただろうか。山々はまたガスの中に消えてしまった。

家に戻ってからも、脈の乱れは全くない。心臓で悩み苦しむことがなくなると、今度は膝痛が気に懸る。人間というものは欲深いものだ。

登り2時間30分、下り2時間 


投稿者: hangontan 投稿日時: 2017-6-15 11:34:50 (66 ヒット)















6月の初めいえばササユリ、ササユリとくれば医王山。
ササユリを訪ねて、数年前かみさんと行った医王山へ出かけた。前回はイオックスアローザスキー場の駐車場から歩いたが、今回は石川県側から行くことにした。

富山から医王山ビジターセンターまではかなり距離がある。駐車場から「覗」に向かう道へと足を踏み出す。かみさんがその付近にササユリが沢山咲いているとの情報を仕入れていた。地蔵峠へと向かうその道はよく整備されて歩きやすい。すぐにお目当てのササユリに出逢う。久しぶりの御姿は妄想の世界をはるかに凌ぐ美しさ。清楚で品があって、ほのかな甘い香りを漂わせている。もうこれだけでも来た甲斐があったというもの。

ちょっと行くと、満開のエゴノキ林と出逢う。これだけ一所にかたまって咲いているエゴノキは初めて見た。この花も好きだっただけに、喜びは倍増。さらに進むとフタリシズカが足元に。そしてあっという間に箱家谷山。日本海が見渡せる絶好のビューポイントであった。

一旦地蔵峠まで下り、そこからお楽しみの「覗」はすぐそこ。ササユリが群生しているはずなのだが、一本二本と咲いているだけで、とても「たくさん咲いている」というには程遠い。おそらく、かみさんが誤って聞いたのだろう。

覗乗越を経て大沼経緯でビジターセンターに戻る。その道でもササユリが散見され、ちょうどよい時期に来たことを知る。他にも、ヤマボウシ、コアジサイが随所に見られ、モミジイチゴも実が食べごろで、大満足の山歩きとなった。

行動時間3時間

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投稿者: hangontan 投稿日時: 2017-6-15 11:31:46 (89 ヒット)















体調を崩してから2週間、ようやく気分も上がり気味。その体調を確かめるべく、中山へ行ってきた。

馬場島は空気が澄んで爽やかな天気、とても気持ちがいい。トレッキング街道のいつもの定点観測地点で剱を撮ろうとカメラを構えたら、コンクリートで固められた土手にきらめいているウツギに目が止まった。セメントのわずかな隙間に根を張り、極寒極暑の厳しい条件に耐えて、今花を咲かせている。真っ白な花が枝ごと川風に揺れて輝いている様は見ていて飽きない。

久々の歩きは出足が重い。5分程歩くと調子が出てきて、頂上まで一定の調子を保つ。息もそれほど上がらず、心臓の爆発もなかった。いつもなら多少の脈のバラつきや期外収縮が感じられるのだが、今回は実に正確な拍動を保っている。入院中から服用を続けている抗不整脈剤が脈の乱れを抑え込んでいるのかもしれない。心臓のざわつきがない山は久しぶりのような気がする。これが永遠に続けばいいと思うのだが、はたしてどうだろうか。

山頂は平日にもかかわらず沢山の人たちで賑わっていた。声をかけたひとりの男性は同じ町内の人だった。カメラ談義に話が弾み、一時間の長居となった。

登り下りとも1時間


投稿者: hangontan 投稿日時: 2017-5-17 20:19:43 (68 ヒット)

今年の4月30日、大猫山に登ったときマダニに取り付かれてしまった。
これまで30年以上山に入ってきて、マダニというものにお目にかかったことは一度もなく、ましてや食いつかれたことなどなかった。

気が付いたのは、5月1日の夕方、風呂から上がって、体を拭いていたとき。右の脇の下5センチくらいのところにテントウ虫みたいなものがひっついていた。左手でたたいても落ちない、指でつまんで剥がそうとしても離れない。そこで、むしり取るようにして力ずくで剥がした。

テントウ虫のように見えたが、そうではなかった。もしかしてと思ってネットで調べてみると、やはりマダニだった。しかも、食いつかれてからの死亡事例もある危険な「シュルツエマダニ」。大きさは5ミリほどもあった。

今年は残雪も多く、大猫山への行き帰り、藪というほどの藪はなく、笹の中をいく夏道を通ったのは一時間に満たない。その間にマダニに取り付かれていたことになる。しかも、当日風呂に入っており、なんにも気付かず、その翌日も風呂から上がるまで全く気がつかなかった。丸一日以上食いつかれていたことになり、その間、マダニから致命的なウイルスが自分の体内に入った可能性は否定できない。

5月2日、そんな嫌な気分を抱えて烏帽子岳に登った。僧ヶ岳まで行く時間は十分あったが、マダニのことが気になって、モチベーションが上がらず、帰ってきた。その足で皮膚科に向かった(内科、整形外科とも皮膚科を勧められた)。

診断は以下の通り:
・食いつかれた跡は確認できるが、そんなに深い傷ではない
・富山ではまだマダニのウイルスによる症例は確認されていないが石川ではあったかも
・もし、ウイルスに感染していたとすれば諦めるしかない
・潜伏期間が10日から二週間ほどなので、リンパ線が腫れてきたり、熱が出てきたりしたら要注意
・もう食いつかれてしまった後なので、今さら心配しても始まらない
・バイ菌による感染症を防ぐため、抗生物質を処方する

これを書いている5月17日現在、まだそれらしき症状は出ていないので、ひとまず安心していいだろう。

しかし、連休中に毛勝山に入った山仲間も途中でダニに遭遇したというから、私が被った件はまんざら偶然ではないのかもしれない。近年増えているシカやイノシシなどが媒体となって、マダニを運んでいるのでは、と推察する。山菜採りや低山の山歩きもこれからはマダニ対策が必要になろう。注意喚起が望まれる。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2017-5-16 18:03:13 (79 ヒット)





















連休中の喧騒がうそのように閑散としている馬場島。
4月30日に来たときは、駐車場は県外ナンバーの車でいっぱい、路上も縦列駐車でごった返していたのに、連休が明けたとたん、この静けさ。いつもながら、このギャップに戸惑いを感じてしまう。

6時30分、出発。松尾平に入るまで夏道が出ている。しかし。いつもなら賑わしてくれるサンカヨウ、カタクリはまだまだこれから、といったところ。松尾平のベンチのまわりは雪がべったり。そこからしばらく雪の平坦地をいく。芽吹きが始まったばかりの残雪の山、まだ、陽射しをさえぎるほどの緑はない。

奥の院を過ぎての登り、夏道を行く。1150から雪を拾い、1280あたり、いつもの場所から左の斜面に入る。連休中に付けられたトレースが残る。1600直下まで快適な雪面歩き、今日は出発時間も遅かったため、雪もほどほどに緩んでいる。そこから夏道が出ているが、少し歩いてすぐに捨て、左の残雪の斜面に出る。例年より雪が多いせいか、いつもならところどころ出てくる、残雪の中の藪に悩まされることもなく、順調に高度を稼ぐ。この藪が曲者で、帰路に自分の足跡を見失ってしまうことがこれまで多々あった。今年はそれがないため、安心していられる。

1900からが長い、目標を手前の山一つ一つにとって、それをこなしていくことで気を紛らわせて進む。右前方には前剱東尾根が見え隠れする。かつて辿ったその尾根は、立山川から一気に立ち上がる存在感のある尾根だ。

伝蔵小屋手前のピークに立つと、聳え立つ剱本峰が目に飛び込んでくる。
小屋は屋根が出ている程度で、すっぽりと雪に覆われている。テント跡が散見され、兵どもが夢のあと、といった風情。一脚を立て、カメラを設営する。これまで何度も何度も撮った光景だが、腹いっぱいになるまでシャッターを押した。

馬場島起点 登り3時間40分 小屋前ピーク20分間 下り3時間


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