はんごんたん処方箋

足跡掲示板

  • センダ様、発作時の辛さよくわかります。アブレーション技術は目まぐるしく進歩しています。そろそろ自分もと思うのですが、ななかな踏ん切りがつきません。なにせ、なんともないとこきはすこぶる快調なのですから。お大事になさってください。 ( panawang - 2018.09.27 17:45 )
  • 私も心臓の具合悪いです、疲れると(ストレス、暑い夏)心臓が悲鳴を上げます、不整脈と息苦しさ、胸の違和感を感じます。 ( センダカツミ - 2018.09.16 10:08 )
  • Repuさん、ありがとうございます。おかげさまで、発作は収まりまして、軽快に過ごしています。ただ、寝てばかりいたせいか、筋肉がすっかり落ちてしまい、目下復調に向け励んでいます。また、雑穀でお会いしましょう。 ( panawang - 2017.06.16 17:39 )
  • 救急搬送され、その後の経過はいかがでしょうか?決して無理されませんように。 いつも美しい写真、楽しませていただき、ありがとうございます! ( Repu - 2017.06.15 21:59 )
  • float cloudさん、コメントありがとうございます。返事遅くなりました。すみません。過分なおほめを頂き、こそばゆいです。つたない文章ですが、書くことによって、自分の考えをまとめようと努めています。当HPに辿りついていただきありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。 ( panawang - 2016.05.15 19:44 )

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本棚 : 「雪」オルハン・パムク 著 ★★★★ 藤原書店
投稿者: hangontan 投稿日時: 2022-11-2 12:20:31 (58 ヒット)

オルハン・パムク、三冊目。その内容は、いずれもトルコとイスラムにとても固執している。本書で出てくるのは、「政治的イスラム」という聞きなれない言葉。イスラム教が多数を占めるトルコにおいて、政教分離が内包する危うさを問うている。国家としてはイスラムを前面に押し出さないことを政治信条としているが、それに従うことは個人的にはイスラムの教えと矛盾することが多々ある。トルコ人の多くはその辺を曖昧にしながら暮らしている。しかし、政府の直截的なやり方になじめない人がいることも事実で、そういう人々は「政治的イスラム」として自分を主張する。彼らの中には反政府的な行為をとる者も出てきて、またそれらに対抗する輩も出現する。本書はトルコ辺境の地、まだ「トルコらしさ」が残っているとされるカルスという小さな町で起こった出来事を通して、トルコとイスラムについて深く考えさせる。
一文が長く、また二人称なのか三人称なのかよくわからずに読んでいて、はたとそれに気づくこともあった。邦訳の仕方によるものなのか、原文のニュアンスをそれがうまく伝えているのかわからないが、前に読んだ「イスタンブル」と同様な「憂愁(ヒジュン)」が感じられた作品であった。

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