本棚 : 「狂骨の夢」
投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-5-12 6:19:36 (378 ヒット)

京極夏彦著 ★★★ 講談社

今回、京極堂の出番は遅い。京極堂が出てくるまで役者が勢ぞろい。事件のプロットが散りばめられていく。京極堂の出現によって、部分的に描かれていた絵図が一枚の絵画に仕上がっていく。序盤から「夢」のからくりはある程度予想された。しかし、その背景の深さを京極堂が語るにいたって、うーんと唸らせられる。

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