本棚 : 「怒りの日」 ラリー・ボンド 著 ★★ 文春文庫
投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-10-26 18:21:56 (468 ヒット)

冷戦終了後。任務を終えたアメリカの軍事査察隊を乗せた航空機がロシア領内に墜落した。その事故検証のためアメリカ軍とFBIから調査員が派遣される。主人公の二人、ピーターとヘレンは事故の裏に何かきな臭い匂いを感じ取る。しかし、ヒントを探しあてたその先々で不可思議な事故が連続する。二人は危機一髪の窮地から幾度も逃れながら、真相に迫っていく。一方、アメリカでは事業に成功したアラブの王子が巨万の富を背景に着々とテロの準備を整えつつあった。彼はロシアから用済みの核弾頭を巧みに偽装してアメリカの各地に運び込んでいた。テロ実行が秒読み段階に入って、企ての全貌が明らかになる。残された時間内に阻止しなければ全米が核爆弾の雲に覆われてしまうのだ。この絶体絶命の危機に立ち向かうピーターとヘレン。クライマックスは手に汗握ること間違いなし。

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