徒然書き : セッコク
投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-2-16 18:50:24 (708 ヒット)



税の申告のため帰省したら、セッコクが咲いていた。
セッコクを知ったのは3年ほど前。群馬のお得意さんから、直径3センチほどの小さな素鉢に植えこんであったものを頂いたのが最初。枯してはいけないと思い、大事に育てている(つもり)。とは言っても、さほど手のかかることはしていない。冬だけ家の中に取り込んで、寒さをしのいでやり、4月から12月までは庭のモミジの木の木陰に置いている。それがいいのか悪いのかは分からないが、おそらくこの花には合っているのだろう、毎年花を付けてくれている。群馬のお得意さんの家ではほぼ年中野外で育てており、200から300鉢以上も並んだ棚はすばらしいの一言。きれいに整理され、品種名もきちんと打ってある。これだけの鉢を管理するのは並大抵のことではないだろう。
以来、あちこちの庭先のセッコクにも目が行くようになった。知らなければ、冬枯れの鉢に植わっているセッコクを見ても、ただの枯れた草にしか思えなかったであろう。パッと見、枯れたデンドロか節のある草にしか見えない。これが、春になると可憐な花を咲かせる。葉っぱが出て来て緑が増す。花の色、斑の入り方、香り、葉っぱの風情、が、小さなくせにとても変化に富んでいる。熱烈な愛好家が居るのも頷ける。

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