徒然書き : 大変なことになった
投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-3-23 8:45:16 (476 ヒット)

今回の地震による被害は甚大で、その悲惨さは想像の域をはるかに超えている。被災にあわれた方々の暮らしはいかばかりと思う。我が業界での被害も甚大だ。我々の商売は家を離れ、遠くの商地に宿をとり、その地のお得意さんを訪問する。その家々が粉みじんになり、流されたとあっては、商売そのものが成り立たない。訪問する家が無いのだから。その地域に懸場(商圏)があった薬屋さんは途方に暮れている。また、運よく家が残っていたとしても、その地に出向いて商売していくのは困難を極める。さらに、その地よりやや離れた地域での商売も容易ではない。物資不足(特にガソリン)が深刻で、計画停電が日常となれば、とても商売どころではない。小生も地震後、一週間ばかり群馬の片田舎で仕事をしてきたが、ただただ驚くばかりであった。直接の被害がない彼の地でも物資不足は深刻だった。スーパー、ホームセンターには何にもない。パン、納豆、豆腐、餃子、電池、缶詰、ヨーグルト、紙おむつ、ローソク、お米まで売り切れ。ガソリンスタンドは連日長蛇の列。運が良ければ10リットル入れてもらえることも。朝5時から順番をとる人もいる。そして、一日に2度あることもある計画停電。日中ならまだいいが、朝晩の一番必要なときにこれが廻ってくると不便さこの上なし。しかも約3時間も続く。スーパーでは魚類はからきし売れない。町にある魚屋さんは店を閉めた。工場も停電時間に合わせて稼働しなければいけない。生活してくうえでのストレスが上がる一方。
被災地から遠く離れた長野に近いこの地でもこんな有様なのだから、被災地や隣接する地域の生活は想像もできない。そんな中で、その地に出向き商売をしなければならない薬屋さんも大変だと思う。

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