山旅 : 紅葉の白山(大倉山)2011/10/9-10
投稿者: hangontan 投稿日時: 2011-10-11 21:41:51 (543 ヒット)











かみさんに連れられて白山へ行って来た。彼女の運転技量では登山口まで辿りつくのが至難の業ということで、アッシー君にさせられたのだ。白山といっても、白山という名が付く山はなく、今回は平瀬道の途中にある大倉山が目指す山。

10月9日 
昼の12時過ぎに家を出て、一路大白川登山口まで。閉鎖中の野営地の駐車場に車を止め、テント泊とする。林道はいたるところで車が縦列駐車されていたが、こちらはガラ空き。テントは我々を含め二張りのみ。月が出て静かな夜だった。夕食のおかずは、ドンキーで仕入れてきた99円のロールキャベツがメイン。プラステイックの武器も100円で仕入れてきた。ドンキー恐るべし。夜中の冷え込みが想定外にきつく、はや、冬の訪れを感じた。

10月10日
朝食は質素にカップめんと餅。夜明けのコーヒーをすすって、7時過ぎに出発。紅葉の始まった平瀬道を行く。初めてこの地に来た昨年の夏、その景観にすっかりとりこにされてしまった。ブナ林から続く巨大ダケカンバの群生に目を奪われたのだった。白山というと、たおやかな山並みで、夏場の花があまりにもすばらしく、女性的なイメージが先行しがちだが、それだけに、太くて、荒々しくて、力強く林立するダケカンバがよけい魅力的に映るのかもしれない。ほんとうにここのダケカンバはすばらしい。乾いた秋風が通るたびにカサカサと木々の葉をゆする。遠く澄み切った青空を背景にダケカンバの白が一段と映える。そこに絡みつくつる性植物の葉が赤く染まっている。そして、ほんのり色付いた葉っぱの山は全体がうすくセピア色のスクリーンをかぶせたよう。

わずか往復5時間の山旅であったが、時間では計れない不思議な空間を旅してきた感じだった。やはり、白山はパワースポットなのかもしれない。いつか錦繍の白山に出会ってみたいものだ。今日の獲物:ブナハリタケ

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