荒れた高校生を担任する女教師が、生徒達を人質にとって、教室に立てこもる。これからがぶっ飛んでいる。次々と生徒達の過去の罪をあばき出し、粛清の扉が開かれていく。ただ、書き込みが足りなく、やや物足りなさが残った。この点についてはこの賞の選考者らも指摘している。もっと登場者の人物像や、事件の外堀を描いてほしかった。