本棚 : 「黒い森」 折原一 著 ★★ 祥伝社 
投稿者: hangontan 投稿日時: 2012-6-9 18:44:23 (488 ヒット)

久しぶりに推理小説でも、と思って手にとった。

旅行会社の主催したミステリーツアーの行先は樹海だった。
その樹海の中にある宿泊先で次々と人が殺されていく。
”そして誰もいなくなった”と”ジェイソン”と密室トリックを組み合わせたような。

推理小説の作家は常にトリックとの戦いだ。
少しのひらめきを感じて書き始めるのだろうが、ストーリーを熟成しないままに仕上がって(仕上げて)しまう場合もある。妥協した筋立てで作品としてるのだから、中途半端になってしまうのも仕方のないことだ。

本書はそんな印象を受けた。

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