山旅 : 八郎坂〜追分
祝・ラムサール条約登録、というわけでもないのだが、立山のすそ野に広がる湿原を歩いてきた。
称名の滝から、右手の八郎坂を行けば一気に1500m付近の台地に出られる。そこに吹き渡る涼風が、ヒートアップして汗ばんだ体に心地よい。いつまでもその風にあたっていたい、そんな気にさせる。
花の見ごろは、八郎坂を登りきった直後から、弘法あたり。この辺がワタスゲ、ニッコウキスゲ、トキソウがちょうどよい頃合いだった。そこを過ぎると追分に出るまではあまり見るものがない。
追分周辺は池塘が広がり、その合間にチングルマがあちこちに群生している。
お目当は、トキソウの確認だったのだが、予想通りというか、その反面、もしかしたらなくなってしまっているのではという危惧もあったので、群生が見られて、ほっとした。
またいつか、トキソウを見に、この時期に訪れたい。