山旅 : 紅葉を愛でに かみさんと白山中宮道 2013/10/13-14
投稿者: hangontan 投稿日時: 2013-10-15 17:02:01 (649 ヒット)

今年3回目の白山。
中宮道という名前の響きによせられて、また、そろそろ紅葉も始まっているだろうとの思いから、かみさんと一緒に出かけた。7月末のお花松原行きは時期が早くて空振りに終わったので、今回は山の色付きに期待をしての山行だった。

初日
昼過ぎに仕事を切り上げ、一旦家に戻り、慌ただしく支度を整え、一路中宮温泉へと向かう。白山インターで降り、いつものように大阪屋ショップ鶴来店で食糧を調達。中宮温泉は初めてだったが、意外に遠く感じた。朝から車に乗ってばかりで、運転に多少飽き飽きしていたのかもしれない。着いてみると、谷のどん詰まりにある静かな温泉場であった。あらかじめ山友達に聞いていた温泉の駐車場でテントを張り、一夜の宿とした。夜中に出入りするものもなく、月と星がきらめく静かな夜であった。

二日目
4時起床。サンドイッチとコーヒー、味噌汁の朝食。昼食用のサンドイッチもこしらえて、テントをたたんでから、6時に出発。
登山道に入ってから、これがこの時期の山かと訝う。夏草がまだまだ旺盛に茂っている。これでは紅葉も期待薄かなと思いながら登っていく。ブナ林に入っても、やはり紅葉はまだ始まっていなかった。カエデのトンネルのような道も、まだ青々としている。シナノキ避難小屋を過ぎると少しずつ黄色みがかった木々が出始める。やがてダケカンバが出てきて、山の様相が一変する。一旦とぎれたブナ林も再び姿を現す。平瀬道のダケカンバも見事だが、ここのも見応えがある。ダケカンバ群とすれば、こちらの方が規模が大きいかもしれない。やっぱり、白山はダケカンバだ。そんな印象を強くした。
瀧ヶ岳の標識を過ぎて少し歩き、白山の眺めよいところに着いたのが11時。歩き始めからちょうど5時間経過。タイムリミットとして予定通りここから引き返すことにした。それにても、中宮道は長い。白山がはるか遠くに見えた。

今年の白山はこれでおしまい。
車の中でかみさんと来年の白山を語らいながら家路に着いた。

登り:5時間 下り:3時間40分































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