平泉についての参考図書第二弾。平泉と琉球をアジア的スケールで捉えている。中央(京都)からみれば、双方とも辺境の地というイメージが先に立つが、大陸との貿易を営んでいたという観点からみれば、双方とも単なる日本の一地域という枠組を超えた一国家と位置付けることが出来る。同時期に宋は琉球、平泉と交易を行っており、架空とはいえ、「水滸伝の梁山泊」と日本との関わりも真実味を帯びてくる。