山旅 : バイカオウレンの大熊山 2016/4/16
投稿者: hangontan 投稿日時: 2016-4-22 13:48:45 (532 ヒット)



















伊折のゲートが開いて、ラッキーだった。例年より10日〜2週間早いゲート開き。
車は小又川林道の鎖のゲートまで入る。取付きは藪で、はや初夏の雰囲気。一般道の尾根は雪が全くない。しかも乾いている。春先の山道はじわっと湿っていることが多いのだが、雪が少ない今年は山自体も乾ききっている。その分歩きには助かる。一登りするとバイカオウレンの群落に出くわす。実に三年ぶりの再会。かみさんと来たときに出会って以来。登山道の脇に薄いピンク色のイワウチワが見飽きるほど咲き乱れている中にあって、白く光る可憐なバイカオウレンは異彩を放っている。しかも、咲いている場所が限られていて、この尾根ではこの場所でしか見ることができない。また開花時期も雪解け直後のごく限られた間とくる。花が咲いていなければ、葉っぱだけだとそれとは気付かずに過ぎていってしまう。一昨年、去年と見かけなかったので、もしや無くなってしまっていたのではと、半分あきらめかけていた。よくぞ、残っていてくれたといううれしさでいっぱいだった。この花を訪ねるだけでもこの尾根に来る甲斐がある。

1264の肩に立っても雪は少し残っている程度。1300あたりからようやく雪の上に出る。今日もノンストップで山頂に立った。しかし、空は晴れてはいるが寒気が入り込んでいるせいか、薄膜が張っているようなすっきりとしない青空。剱もくっきりというわけにもいかず、もやっとしていた。いつものように軽く行動食をとって下山にかかった。

登り 2時間35分 下り1時間30分

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