はんごんたん処方箋

足跡掲示板

  • センダ様、発作時の辛さよくわかります。アブレーション技術は目まぐるしく進歩しています。そろそろ自分もと思うのですが、ななかな踏ん切りがつきません。なにせ、なんともないとこきはすこぶる快調なのですから。お大事になさってください。 ( panawang - 2018.09.27 17:45 )
  • 私も心臓の具合悪いです、疲れると(ストレス、暑い夏)心臓が悲鳴を上げます、不整脈と息苦しさ、胸の違和感を感じます。 ( センダカツミ - 2018.09.16 10:08 )
  • Repuさん、ありがとうございます。おかげさまで、発作は収まりまして、軽快に過ごしています。ただ、寝てばかりいたせいか、筋肉がすっかり落ちてしまい、目下復調に向け励んでいます。また、雑穀でお会いしましょう。 ( panawang - 2017.06.16 17:39 )
  • 救急搬送され、その後の経過はいかがでしょうか?決して無理されませんように。 いつも美しい写真、楽しませていただき、ありがとうございます! ( Repu - 2017.06.15 21:59 )
  • float cloudさん、コメントありがとうございます。返事遅くなりました。すみません。過分なおほめを頂き、こそばゆいです。つたない文章ですが、書くことによって、自分の考えをまとめようと努めています。当HPに辿りついていただきありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。 ( panawang - 2016.05.15 19:44 )

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本棚 : 「大統領失踪 上・下」 ビル・クリントン 著 ★★ 早川書房
投稿者: hangontan 投稿日時: 2019-2-10 15:16:56 (273 ヒット)

元大統領が贈る小説とはどんなものであろうか、興味はひたすらその点に尽きる。政治家と小説家と二足のわらじで成功している作家と言えばジェフリー・アーチャーがまず浮かぶ。はたして、ビル・クリントンの実力のほどはいかに・・・。よくできた作品だと思う。が、「ビル・クリントンが書いた」という話題性に見合う作品かと問われれば疑問符だらけ。

まず、上・下2巻に分かれているが、この内容ならば1巻で収まるボリューム。なんで2巻しなければならなかったのか理解不能。テロに挑む大統領にしてはスター性に欠ける。ジャック・ライアンンの印象が強すぎるからだろうか。いざ、戦いとなったら、敵が弱すぎる、あっさりとやられてしまう、芸がない。なにより、肝心となる謎解きのキーワードの作り込みが不可解。一見筋が通っているようだが、自分的にはあれっ?と思いながらも物語が進行していくので、もやもやが最後まで付きまとう。さらっと散りばめられた付箋に気付かなかっただけなのだろうかと、何度も何度も振り返ってみたが、結果は同じ、やっぱり読み切れなかった。論理的な破綻はどうしようもない。大統領の身近に女性が多すぎる。副大統領、CIA長官、FBI長官代行、大統領秘書、大統領の主治医、イスラエル首相などなど。これはビル・クリントンの御愛嬌だろうか。

最後に、大統領の亡くなった夫人の名前が「レイチェル・カーソン」。冒頭に出てくるこの名前からあのレイチェル・カーソンを思い浮かべた者は少なくないはずだ。「沈黙の春」は急速に進化する文明に警鐘を鳴らした名著。ネット社会にはらむ脆弱性と危険性が本作品のテーマとなっており、本作品はレイチェル・カーソンへのオマージュ的な意味合いもあるのかもしれない。

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