トピック&お知らせ : モンゴル医師研修団の配置薬実施研修 2008/5/21
投稿者: hangontan 投稿日時: 2008-5-23 22:11:38 (840 ヒット)








モンゴルで「置き薬」プロジェクトが開始してから今年で5年目、300年以上も続いている富山の伝統的医薬品供給システム「置き薬」をモンゴル伝統医療普及事業への応用を目的として始められた。現在はモンゴルの5県、15郡、約1万世帯に「置き薬」が配置されている。昨年WHOでも「置き薬」を利用したモンゴルの医療サービスの向上の成果が報告され、その評価はかなり高い。
研修団の来日は3度目だ。当地にて実施研修をしたいとの打診が入ったのが4月上旬。それから準備に準備を重ねて一行12名を出迎えた。現在モンゴルでは医師が配置薬事業に就いている。その医師らと共に置き薬が配置してある家庭を訪問し、「先用後利」を生で体験してもらうのが今回の研修の目的である。現にモンゴルで従事している彼らだけあって、鋭い質問がとぎれなく繰り出される。こちらもそれに応えるべく最大のパーフォーマンスを発揮する。一球、一球勝負しているかの感さえあった。通訳を介してだが、同じ仕事をする仲間同士、気持ちのすれ違いは全く感じられない。研修に訪れたのは彼らの方だが、約2時間彼らと接して我々も得るものは大であった。国際交流というものはこんな草の根的なところから始まるものかもしれないなと感じた。

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