投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-4-26 18:33:38 (991 ヒット)

6月1日からの改正薬事法施行により、インターネットによる医薬品販売は原則規制された。ネット業者はなんらかの手を模索しつつある。たとえば、コンビニチェーンと提携して、ネット顧客に対して、推奨する最寄りのコンビニから供給する、ということも考えられる。もちろん、その際コンビニは登録販売者を持つ店舗販売の許可を得ている。
一方対面販売といえば我々配置薬の得意とするところ。ネットで薬を求める消費者に、配置販売による販売促進をできないものか。家庭まで薬を送料無料で届けてくれて、登録販売者が丁寧に説明してくれ、しかも、代金は使った後。となれば配置薬も購入の選択肢になるのではないだろうか。
そんな考えで、ネットと配置薬の融合によるビジネスモデルの可能性について勉強会を開いた。
丸亀氏からは、タスクを進めていく上での物の考え方、段取りなどについてアドバイスしていただいた。

勉強会参加者:丸亀徹  中小企業診断士 有限会社クリエーション
                 河合忠  主席経営指導員 富山北商工会水橋
                 井上一博 社長 株式会社とやまのくすりやさん
                 大島陽一 配置販売業者


まず、二通りの考え方
1. 販路開拓のためのツールシステムと位置づけるか
2. 直接物を動かし、そこから利益を得るのか

ここでは、1.販路開拓のためのツールシステムと位置づける、に沿って考える

考え方
物流と商流を考える。
役割と責任、メリットとデメリット
ビジネスモデルのアウトライン(これが一番重要、最先課題)
とタイムスケジュールの作成
収支計画(イニシャルと運用費)
協同組合あるいは薬連、部会連などと歩調を合わせるか、個人的にすすめるか
個人でやる場合には代表者を決める必要がある
開始後、同業者とのいさかいをさけるため、地区全員の業者に参加募集案内を出した方がよい

アウトラインが決まったら、
具体的な計画書とHP作りを同時進行させる

HPを周知させる方法として
プレスリリースを利用する(第三者評価を得ながらただの宣伝)。
売薬さんの手によるチラシなどを利用した草の根運動
地元商工会の折込広告など

以下、個人的感想
メリット
・ 薬を希望する人に預け箱を届けるのだから、こちらから、新懸けのようにアプローチをしなくてもよい
・ ネットを通して薬を希望する人を取り込むことができる
・ 若手層への配置薬の浸透が図れる

問題点とデメリットあるいはリスクとトラブル
・ 富山の売薬さんの何人がこれに参加できるか。また薬連、部会連のバックアップは期待できるか
・ 既に売薬さんが訪問している家庭から注文が来た場合どうするか
たとえば、両親が配置箱を利用していて、その息子さんがネットでアプローチしてきた
・ ネットで問合せがあったとき、複数の売薬さんがその地域にいる場合、どの売薬さんをセッティングするか
・ 訪問先の注文者が犯罪に関わる人物だった場合
・ 配置員なりすましの害はないか
・ 一回こっきりの販売とならないか
・ 注文者が配置でなく、現金販売を望んだときどうするか
ネットでは配置販売を前提として注文するが、実際に訪問してみたら、現金販売を望まれたら?
・ 消費者希望の薬がすぐ指定の売薬さんの手元にあるか、またその売薬さんはすぐに訪問できる状態なのか・・・薬と人の管理をどうするか
ジャストインタイムに訪問できるか

その他
ネットのサイトへの集客の手立ては?

以上から考えると、
ネット上の商品から配置箱への誘導は魅力的だが、デメリットを解決できる手立てはあるのだろうか。商品をいくつか限定しての誘導であれば、デメリットも少なくなるような気もする。他にも予期せぬ出来事が起こった場合迅速に対処できるか。販社が一社でやる場合には、楽天などと組んでの可能性も考えられる。また、失敗してもその会社だけの責任。共同体に向くシステムなのか。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-4-26 18:28:06 (762 ヒット)

今何をすべきか
「先用後利の行く先は」と題して問題点の洗い出しを行ったのが数年前。そのときの課題は山積みのまま。この数年間で状況はますます厳しくなってきた。先輩方から受け継いだ帳面は細っていくばかり。旧帳面、旧懸場は瓦解の危機に瀕している。他でも似たような話はよく聞く。マイナス面ばかりが大きくのしかかり、これといった妙案が見出せないでいる。業界全体の士気は上がらない。以前のような繁栄はもう望めないだろうが、このままでは出向型売薬は限界産業となってしまう。何をどうすればいいのだろうか。これまでにもあちこちで言ってきたことを、ここにまとめてみた。

一番大事なのは生き残るための戦略と具体的な戦術をたて、それに沿って実行していくこと。過去幾度となく施されてきた手当ては場当たり的の感がぬぐえなくもない。それはそれでその時々で有効な手段であったかもしれないが、どこに行き着くかという明確な指針がなかったような気がする。崖崩れ的な危機状態にある今こそ、将来展望を見据えた業界全体での取り組みが必要。新制度後は配置VS店舗、現地業者VS富山の業者の構図が加速される。地域密着型がより重視されるだろう。出向型の我々としてはとても厳しい状況下に置かれる。

一方、海外では「置き薬」が脚光を浴びている。モンゴルでの導入が口火を切った。当初、モンゴルの「置き薬」プロジェクトは短期で終える予定であった。しかし、ふたを開けてみると、その有用性、有効性が数字として現れるに至って、支持援助母体である日本財団は支援の延長を決めた。なによりモンゴル遊牧民の絶大なる支持を得たことが数字以上のものを物語っている。住民の健康を守り、医師側の負担軽減、国の医療費削減にもつながる富山の配置薬システムの有効性がモンゴルで証明された。ここに我々が学ぶべき点、現状を打破するヒントが隠されていないだろうか。「置き薬」は昨年のWHOでの報告以降、発展途上国からの引合いが絶えないという。その手始めとして、本年からはタイでも「置き薬」プロジェクトが開始される。300年以上も続いてきた「富山のくすり」は時代の要請に応えて、思わぬ方向に動き出そうとしている。「モッタイナイ」がアフリカから全世界に広っていったように「オキグスリ」が世界中で注目される日も近い。

1.富山の薬屋生き残り戦術
問題が多すぎてどこから手を付けていいのかわからない。そこで、最優先課題を3つに絞る。それらの解決策を練ることで、停滞からの突破口を見出す。プランの骨子は個人でやるべきことと、全体で行うべきこと。その両輪をうまくミックスさせ、相乗効果で荒波を乗り切っていく。

1.解決すべき課題と大まかな指針
解決しなければならない問題はいくつもあるが、集約すると以下の3点に絞られる。
「売上高の減少」
「懸場の衰退」
「配置従事者の減少」
これらは昔から指摘されていて今に始まったことではない。しかし、この十年来これらの問題点は急速に悪化し、個人業者の死活問題となり、また富山のくすり全体を脅かす根源となりつつある。今早急に手を打たなければ、300年以上続いた伝統も行く先が危うい。

2.振興プラン作成
では、どう克服していくのか。個人でできること、やるべきことを足元から固めていくことは言うまでもない。加えて、全体でカバーし、推し進めていくことを練り上げていかなければならない。言い換えるならば、明確な指針を示し、それに沿った具体的な戦略、戦術をたて、実行していく必要がある。これまで、多くの会議、フォーラム等でそのヒントは出され、単発的な手立ては講じられてはいる。しかし、なかなか結果として現れてきていない。中・長期にわたり体系化された戦略作りが今必要である。

3.振興プランの柱と補足する概念
「富山のくすり」を商店街にたとえるならば、現状は商店街に人が来なくなってきて、個々のお店の売り上げは減るばかり。商店の後継者もなく、シャッターが降りている店もある。といったところではないだろうか。「あの街ね、昔はずいぶん賑わっていたんだけれど」「しばらく行ったことがないなー」こういう商店街に再び人を引きつけ、もう一度活気を取り戻すためには商店街をあげての取り組みが必要である。富山のくすりにも同様のことが言える。もう一度富山のくすりを使用してもらうため、失われつつある富山のくすりへの信頼と信用を取り戻す戦略が必要。看板を塗り直しただけでは人はやってこない。中身も一緒に変わらなくてはいけない。そのための重要なポイントは富山のくすりとしてのイメージと現実の差を埋めること。そのための手段を考える。また、それらを後押しするため、消費者にセルフメディケーションの認識を強く促し、セルフメディケーションと富山のくすりの方向性の一致もまた認識してもらう施策を打つ。こちら側からの一方的な押し付けにならないようにするため、消費者側からの視点も常に配慮することも忘れてはならない。

4.取り掛かりとなるキーワード
 崘箴綛發慮詐」=「販売不振払拭」のための手立て
富山のくすりの新ブランド化とそれに伴う本体(実態)の構築
消費者の年齢層に分けたアプローチ手法の再考をメインとした戦術をとる

高齢者とその予備軍に対して
「配置薬=症状薬」の固定したイメージの打破
品揃えの拡大よりも時代に対応した新しい核となる配置新薬の投入 → パナワン

若い世代と新規顧客に対して
配置薬の認識の強化
赤玉・熊・胃薬・鎮痛剤などリピート薬を使用してもらうための手法、しかけ
家族における次世代獲得につながる対策
イメージの植え付け ラジオ → テレビ宣伝、くすりフェアなど

懸場の保全とマーケットの拡張
振興センターは有効に活用されているか?
活性化のネックとなっているのは何か?
マーケットの拡張をどのようにして図っていくか。既存の懸場の継承だけでは近い将来衰退してしまう。継続的な懸場拡張の必要性がある
若手個人業者の新懸けをどう支援するか

ITの有効活用
ITの有効活用について真剣に論ぜられたことがあるか?
ITをどう役立てるか。会員同士の意思疎通、情報交換だけでなく対顧客に利用できないか?顧客の囲い込みと潜在顧客へのアプローチを兼ねたホームページは必須と思われる。ホームページの可能性についてもっと研究されるべき

2.登録販売者制度後にくる姿 地域密着型と出向型との競争
登録販売者制度が施行されるに至って、富山の薬屋に突きつけられた新たなる課題。これも重要なポイントだ。だが妙案が見当たらない。

1.加速される動き
・地域密着型サービスがより重要となる
・店舗間競争(大型同士、大型と小型)+ 配置業との競争が進む
御用聞き型商売、電話一本ですぐ配達など
  きめ細やかなサービスで顧客に対応
・大型家電店やホームセンターなどにも薬が置かれるようになり、消費者の利便性が大きく向上。医薬品市場はネット販売も絡めて一時スクランブルエッグ状態となる。いずれその状態は落ち着いて行くのだろうが、その混沌に配置は耐えられるのだろうか。とりわけ個人業者、出向型にとってはイバラの道となる。

2.配置業者はどうなる
・残された配置の少ないパイをめぐって、現地業者と出向型業者との競争が加速され、これまで以上に激しくなる
・現地配置業者は地域密着型の流れに対応可能。対店舗用にとっているサービスが出向型業者への優位性につながる。そこで生まれた新しい輪、新常識から出向業者は外に置かれる。
・出向型業者のパイは益々小さくなる。
3.出向型「富山の薬屋」はどうすべき
・地域密着性を求めようとしても無理
・現地業者、店舗との違いを見出さなければならない
・独自色を強めなければならない(これまで以上に)
・付加価値を強める方向で差別化しなければならない。ただ単に「富山の薬」というキャッチフレーズだけではいけない。「富山のくすり」の商標が認定され、ロゴも一新された。ではその実態はどうなのか。中身が変わらなければどうしようもない。

3.モンゴルに学ぶ 古くて新しい配置薬の姿 置き薬が国民のQOLを高める
プロジェクト発足から5年経過したモンゴルでの置き薬事業は大成功を収めている。その成功の実態を精査することで我国での置き薬低迷の流れを変えられるかもしれない。
置き薬が遊牧民のQOLを高めているという事実。そこに打開策の鍵があると思われる。
我国で300年以上も続いてきた置き薬が、国民の保健衛生に寄与してきたことは紛れも無い事実である。同時にQOLもそれとはあまり意識せられることなく高めるのに役立ってきたのではないだろうか。そこら辺を今一度検証して、それがデータ的に裏打ちされたなら、国民の置き薬への価値観にも変化が生まれるのではないだろうか。すなわち、「富山のくすり」というイメージだけが残り、実態はあまり関心が無いという現状が変わっていくかもしれない。 「富山のくすり」が国民のQOLを高めてくれるのならば、潜在的顧客や若者達の間の中にも積極的に配置システムを生活の一部に取り込んで行こうという気運が高まっていくのではないだろうか。
モンゴルでの配置薬プロジェクトについてまとめてみた。
(引用元:NGOワンセンブルウ・モンゴリアHP、日本財団HP)

1.なぜ今モンゴルで置き薬なのか
モンゴルでは古い歴史を持つ伝統医療が1930年代以降の社会主義時代は禁止された。体制が変わった1990年代になり復活したが、予算不足のため地方、特に遊牧民にまで普及することはなかった。伝統医療を活用した医療サービスの向上 の一環として富山方式の置き薬が取り入れられた。
2.その目的は
.皀鵐乾觜颪寮祥琉緡鼎紡个垢訛綢悄κ箚旭緡鼎箸靴討離皀鵐乾訶租医療の社会的普及
⊇縞な医療サービスを受けられない地方住民や高価な西洋医療に手が届かない貧困層への廉価で効果的な医療サービス体制の確立
3. 期待された効果
通常の地方病院では伝統医療による治療を受けられない住民たちのニーズに応える。
モンゴル伝統医薬品を使用した置き薬配置活動により、西洋医薬品に対し安価で持続可能な医療サービスシステムを構築する。
健康維持のために常備薬を事前に購入しなければならないという住民の経済的負担が軽減される。
代金回収及び医薬品補充のために医師が各世帯を訪問した際には置き薬医薬品に関する相談や健康相談も受けることができる

4.モンゴルでの置き薬 その実情
モンゴル伝統医療普及プロジェクト
医療サービスに充分なアクセスのできない地方住民を対象に、同国政府保健省で認定されている伝統医療を活用した医療サービスの向上のための活動
 事業内容
   (1) 伝統医療に関する医師研修
   (2) 伝統医療医師による地方巡回診療
   (3) 伝統医薬品の置き薬配置活動
 事業目的
   (1)モンゴル国の西洋医療に対する代替・補完医療としてのモンゴル伝統医療の社会的普及
   (2)充分な医療サービスを受けられない地方住民や高価な西洋医療に手が届かない貧困層への廉価で効果的な医療サービス体制の確立
   (3)モンゴル政府が本事業をモデルとして全国に普及できるような「社会装置」としてのモデル事業づくり

実施機関 ワンセンブルウ・モンゴリア(モンゴル政府登録 NGO )

支援母体
日本財団が資金の100%を拠出
2004年度 \49,850,000
2005年度 \49,660,000
2006年度 \79,300,000

実施内容
配置薬の内容
胃腸薬や解熱剤など12種類のモンゴル伝統医薬品と体温計・包帯・脱脂綿等で計8米ドル程度の販売価格の置き薬キット を配置。含まれている医薬品はその効能と処方についてすべてモンゴル国保健省から正式に認可を受けているもので、特に地方住民に必要な医薬品を選定。

配置件数
2004年度にモンゴル全国21県のうちの3県4郡の地方住民2千世帯(約1万人)に各世帯1キットずつの置き薬を配置した。そして2005年度に合計5県15郡約1万世帯(約5万人)まで拡大。

実施方法
春秋1回ずつ地方医師による代金回収及び医薬品補充

訪問率       84.2%     9,611世帯のうち8,091世帯 (2006年4月・5月)
世帯別使用率    80.0%     6,471世帯
世帯別代金回収率  82.6%     5,342世帯
金額別代金回収率  81.2%     総使用額に対して81.2%の金額

置き薬の医薬品の使いやすさ、薬効について
2004年度に配置した2000世帯を対象に実施した2005年度の調査で、有効回答1,515世帯のうち1,121世帯(74.0%)が置き薬は使いやすいと回答し、1,113世帯(73.5%)で効き目があると回答があり、住民から高い評価を受けている
配置のあった郡病院での住民への往診回数減少
   事業実施前  2003年度  往診件数合計 2,261件
   実施後    2005年度          1,723件(23.8%減)

往診件数の減少は医師業務に対する過重な負担軽減や諸経費の節減にも繋がることとなり、本プロジェクトを実施したことにより地方での医療サービス環境に顕著な変化をもたらす結果となっている 。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-4-26 6:18:10 (368 ヒット)








柴胡は神農本草経の上品に『茈胡』の名で収載され、薬能は「心腹を主り、腸、胃中の結気、飲食積聚、寒熱邪気を除き、推陳致新(新陳代謝)を主る」と記されています。名前の由来は本草綱目に「茈は古の紫の字で…。これはこの草の根が紫色だからで、今非常に良く用いられている茈胡がこれで、木をもって糸に代えそれをうけて茈胡と呼び慣わしている。」また別に「茈の字に柴、紫の2音がある。茈姜、茈草の茈は皆紫(し)と音じ、茈胡の茈は柴(さい)と音ずる。茈は山中に生じ、若いときは茹でて食用にし、老ゆれば採って柴(しば)とする。それゆえに地上部は芸蒿、山菜、茹草の名があり、根は柴胡と名づけられる。」と記されています。日本名のサイコは中国名の単なる音読みです。学属名のブプレウルムは負牡牛の肋骨の意で茎の特徴から、種名のファルカツムは鎌型の意で葉の形体に由来しています。植物名のミシマサイコの由来は過っては東海道沿いで多く採取され、三島に集荷されたものが良品であったところから名づけられました、昭和初期には絶滅状態になり、現在は栽培化されています。

 ミシマサイコと同属の植物は日本にレブンサイコ、ホタルサイコ、ハクサンサイコ等がありますが、何れも薬用としては使われていません。中国には多くのミシマサイコ属植物が自生しますが、日本に輸入されている柴胡はマンシュウミシマサイコで北柴胡、津柴胡の名で呼ばれています。

【植物の特徴】
 関東以西の日当たりの良い草原を好む草丈1mにもなる多年草ですが、乱開発、乱獲により野生種はほとんど絶滅状態になっています。葉は互生し、単葉で細長く、鎌状に湾曲します。他のセリ科植物の多くが葉の基部が茎を抱くのに対し、この種は抱きません。夏から秋にかけて復散形花序を頂生または腋生し、黄色の小花を多数付けます。最近では切花栽培も行われています。

【生  薬】
 秋または春に播種し、1年または2年目の秋に抜取り、茎を切離して水洗し、陽乾します。半乾きの時に形を整えてさらに乾燥します。太く、臭いが強く、質が柔らかいものが良品。
 主成分はサイコサポニンa,d、フラボノイド配糖体、ステロール類、脂肪油等。
   
【薬効および使用法】
 主に漢方処方に配合されます。
胸脇の熱を去り、胸中の痛み、ストレス、悪寒と熱が交互にきたり(寒熱往来)、脇の下がかたく張りみぞおちに物がつかえたような感じ(脇胸苦満)を治します。
_技湯 大便が硬くて便秘傾向のあるものの次の諸症:痔核、きれ痔、便秘。
加味逍遥散 体質虚弱な婦人で、肩がこり、疲れやすいく、精神不安など精神神経、ときに便秘傾向のある次の諸症:冷え性、虚弱体質、月経不順、更年期障害、血の道症。
柴胡桂枝湯 多くは腹痛を伴う胃腸炎、微熱、寒気、頭痛、吐き気などがある感冒、風邪の後期の症状。
ぢ膽童嫖髻,っしりとした体格で比較的体力があり、便秘の傾向があるものの次の諸症:胃炎、常習便秘、高血圧を伴う肩こり、頭痛、便秘、肩こり、肥胖症。
ナ簔羆弋づ髻仝亀い無く胃腸の働きが衰えて疲れやすいものの次の諸症:虚弱体質、疲労倦怠、病後の衰弱、食欲不振、ねあせ。
小柴胡湯 食欲不振、胃炎、かぜ、中耳炎


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-4-26 6:07:32 (563 ヒット)

トレヴェニアン 著 ★★★ ハヤカワ文庫 上・下

ハードアクション。話的には山とはぜんぜん関係ないのだが、中に出てくるケイビングの描写がリアルで結構長く面白い。登攀と相通ずるものを感じた。あきさせないストーリーにはのめりこんでしまう。とにかくスケールが大きい。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-4-26 6:05:18 (620 ヒット)

高行健著 ★★ 集英社

この作品を含めた活動で2000年に中国初のノーベル文学賞を受賞した。人称を変えながら、独白、回想、伝聞などを叙述していく。小説の一場面なのか、回想なのか、はたまた独白なのか次の段落には話が飛んでいる。最初から終わりまでこの調子で、話の筋というものはない。作者自身「文学は個人の声でしかありえない」と言っている。日本語訳も大変だったらく、英語訳の「ソウル・マウンテン」を参考にしたと訳者は言っている。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-4-25 6:28:54 (622 ヒット)

チベットと聞いて思い浮かべるのは、ダライラマとカイラス。チベット仏教の根底にある輪廻転生ついて、ミステリヤスかつ好奇心をそそるようなタッチで描いている。中国とチベットとの関係についても、「ははーん」と唸らせてくれます。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-4-25 6:19:21 (509 ヒット)








中国では「神農本草経」の上品に「熱気による目痛や、まぶたの傷害により涙がでるを治す。目を明らかにする。腸口による腹痛下痢、女子の陰中腫痛を治す。」と記され、古くから用いられた薬剤の一つです。
 日本では奈良時代に中国からその使用法が伝えられ、「播磨国風土記」(714)には始めて黄連の名が記されています。後の「本草和名」(918)や「延喜式」(927)には国内で野生していたカクマグサを漢字名の黄連に当てるようになり、佐渡、能登、加賀、越前、丹波、丹後、備中など日本海側を中心にした地域12箇所が記され、江戸時代にはこれらの地域を中心に栽培化が進み佐渡黄連、加賀黄連、越前黄連、丹波黄連、因州黄連などの名がつけられました。野生採取品が主であった中国や朝鮮に輸出する良品質の産物でした。中国では近年になってシナオウレン(味連)や三角葉黄連(雅連)などが栽培化され、低価格で輸出するため国内産の生産に大きな打撃を与えています。

植物の特徴
 オウレンの仲間はほとんどが陰地を好む植物です。小型の植物で草丈は大きい種で約25冂です。葉は常緑の根生葉だけで、雪解けと同時に花茎を上げ、白色の花を咲かせます。花後、輪状に先端が開いた多くの袋果をつけ、種子は熟すると風などで自然に落下します。
現在薬用に用いられている国内産黄連はキクバオウレンとセリバオウレンの2種で、前者は富山、石川両県にまたがる地域に野生し、かっては加賀黄連の名で流通しました。名前の通り葉がキクの葉に似ていて切れこみの数が少なく、濃緑色で光沢があります。後者は葉の切れ込みが多く、セリの葉に似ています。緑色であまり光沢がないところが前者と違います。現在栽培されている種は後者で、林間栽培に適した越前山オウレンと畑地(寒冷遮被覆)栽培に適した丹波オウレンがこの種の代表です。

生  薬
 秋に掘取り、泥やひげ根を除いた後、陽乾します。乾燥後、炭火等で残ったひげ根を焼き、表面を磨きます。
 主成分はベルベリンで4〜8%含有します。他に、コブチシン、パルマチン、オウレニンなどを含有します。

薬効および使用法
〔唄嵬瑤箸靴動澑蝓⊂嘆宿堽鼻下痢止めに用いられる外、二日酔いに粉末または煎服されます。
苦味健胃、整腸を目的として多くの家庭薬に配合されています


投稿者: hangontan 投稿日時: 2010-3-13 8:47:54 (1275 ヒット)








群馬県東吾妻町のHさんはトウキ栽培農家だ。訪問したこの日は、3月下旬の出荷を控えて、ビニールハウス内での乾燥も終盤に差し掛かっていた。いつも福寿草が咲き始めるこの時期にHさんを訪問する。次はトウモロコシの出荷となる秋だ。サイコの出荷前は細かな作業が続く。根を大きさ、太さごとに分別する。泥や石が混入していないか、一掴み一掴みずつ手にとって検査していく。これがまた根気の要る作業。何十キロともなれば容易ではない。当帰といえば漢方薬における重要な位置を占めている。大方の漢方薬に当帰が使用されている。だがおもしろいことに、ほとんどにおいて当帰それ自体の薬効よりも補剤としての役割が期待されている。脇役の横綱といっても過言ではないだろう。私達の手元に来る漢方薬はHさんらのような栽培農家の方達の地道な努力によって下支えされている。感謝の気持ちで一杯だ。そんな思いでHさん宅を後にした。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2009-11-18 18:07:35 (710 ヒット)








2008年からタイでも試験的に配置薬事業が始まった。タイの国立病院では無料で医療サービスを提供しており、国民の多くが風邪や下痢など 軽い症状でも安易に国立の病院や診療所にかかることから、医療費の膨張が課題となっている。タイ政府はその打開策として伝統医療の有効利用も視野に入れた「プライマリー・ヘルスケア」(基本的な医療) の充実を図ることとなった。その一役を担うべく富山の置き薬方式が採用された。伝統医療普及のための置き薬事業はモンゴルでも大成功を収めている。タイでは2つの国立大学が事業の有効性を分析。利用頻度や 医薬品の医学的な効果、代金の回収率、医療費の削減にどの程度役立ったかなどを検証することになっている。
事業発足から1年が経過し、タイ保険省職員と実際に配置薬現場に携わるスタッフが本場の配置薬システムの研修のため富山を訪れた。そこでこれまでの経過報告があった。タイでは「ヘルスボランテア」という制度が存在して、そこのスタッフが住民の「プライマリー・ヘルスケア」にあたっているとのこと。今回配置薬の実施部隊となるのはその「ヘルスボランテア」。公民館みたいな場所で配置薬を処方し、代金を回収するとのこと。
タイの薬箱をみせてもらった。日本で今主流になりつつあるチンケなプラスティックの容器と違って、かなりインテリア性のあるものだった。イグサに似たものを編んだものだろうか、丈夫に出来ている。薬の取り出しは抽斗ではなく、上部の蓋を開けて行う。これも斬新なものを感じた。所変れば品変るか。薬のパッケージも目を引くものがある。東南アジアテイストというか南国風というか、トロピカル色が際立っている。パッケージの中はおなじみのカプセル剤。伝統薬が詰め込まれているらしい。タイではマッサージも医療として使われているため、そのためのオイル瓶も入っている。メンターム容器のような小瓶に入ったものを開けてみると、カレーのスパイスのような匂いがした。タイ語で表示されているので成分は分らないが、胃腸薬の一種なのだろうか。パッケージには有効期限も表示されている。2553年とある。これは???。聞くと、釈迦暦とのことであった。納得。タイでは、公文書では釈迦暦の使用が定められていることを後で知った。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2009-11-14 6:03:50 (570 ヒット)








機会があって富山ガラス工房を訪れた。
富山市が力を入れているガラス工芸。若手作家を育成し、ガラス産業の振興にも一役立てようと設立された。以前から気になっていたが、なかなか行く機会がなかった。施設に入った瞬間、「わーっつ」と驚きの声が出た。素晴らしいものに出逢う久しぶりの感動。様々なガラス細工、作品が綺羅星のように輝いている。一つ一つ間近に眺めて溜め息がでる。吸い込まれそうなガラスの質感と魅力。言葉では表現しつくせないほどの感動に、幸せ感たっぷり。
作業場もオープンになっていて、自由に見学できる。ちょうど訪れたときは、若者がガラスを吹いている最中だった。汗びっしょりになりながら、製作に打ち込んでいる。充実して、楽しそうな笑顔が印象的だった。

【リンク】 富山ガラス工房


投稿者: hangontan 投稿日時: 2009-10-16 6:32:26 (500 ヒット)








台風18号が去って、空気が一気に入れ替わった。朝晩の冷え込みが感じられるようになってきた。秋の釣も本格化、仲間から成果が届いた。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2009-8-21 11:43:09 (625 ヒット)

 富山県薬業連合会資質向上研修実施要領



投稿者: hangontan 投稿日時: 2009-8-18 20:52:35 (600 ヒット)









投稿者: hangontan 投稿日時: 2009-8-12 17:44:31 (574 ヒット)








去年に引き続き、立山周辺で清掃活動を行った。
ようやく長雨が上がって、やっと夏らしい天候になった。待ちに待った真夏の太陽が拝める。室堂駅バスターミナルを出ると高原を吹き抜けるそよ風が心地よい。登山者、行楽者のマナーが大変よくなって、大きなゴミはほとんどみあたらない。それでも、ゆっくりと歩いていると、小さな飴の包み紙や、タバコの吸殻などがチラホラ見受けられる。
清掃活動終了後は、毎年恒例となっている、富山地方鉄道立山駅での「富山のくすりPR作戦」を行った。立山観光を終えてケーブルから降りてくる登山者、行楽者に「富山のくすり」のPRを行うもの。富山のくすりの関連グッズと富山特産のチューリップの球根を配布する。今年も夏の一大イベントが無事終了した。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2009-6-20 19:03:58 (608 ヒット)









くすり屋さん仲間から相次いで釣情報が届いた。
6月に入ると、比較的海岸線に寄ってくるキスは楽しみの一つ。小ぶりでもググッとくるあたりはたまらない。今の時期は遠投よりも、近場に分があるようだ。力任せに投げなくても結構良形のキスが釣れる。海に山に、富山はやっぱりいいところだ。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2009-6-6 21:02:09 (596 ヒット)

去年に引き続き、今年もモンゴルから13名の研修団が当地、富山市水橋を訪れた。NGOベースで進められているモンゴルでの配置薬事業は年々充実してきており、その存在はモンゴル国民の保険衛生と健康増進に大いに貢献しているという。今後、ますます、事業を発展させ、ゆくゆくはモンゴル保険省の事業になる可能性もあると聞いた。モンゴルでは医師、准医師、保健婦さんらが配置薬を届けている。その中から、13項目の厳しい審査を経て選抜された成績優秀な13名が来日した。
去年もそうだったが、研修団の方々の真剣なまなざしに、こちらも説明するのに力が入る。2年続きで行われた当地での研修の成果がモンゴルでどう生かされているのか、実際この目で確かめてみたいものである。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2009-5-12 18:48:49 (568 ヒット)

毎年恒例、富山市水橋地区内の幼稚園、保育所に医薬品の寄贈を行った。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2009-4-2 9:21:00 (708 ヒット)


4月1日〜2日ニッケの会のメンバー7名で長野県の旅行に行ってきました。善光寺〜軽井沢〜草津温泉で泊まり翌日は松本城〜わさび園〜真田宝物館〜富山へのスケジュールでした。雪が降り運転にはとても気を使いました。交流して皆さんと少しでも打ち解けた事が良かったです(石原、富山ニッケの会)。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2009-1-14 16:43:45 (631 ヒット)








この会も集まりが悪い。50名近くの会員がいるが、総会の呼びかけに対して出席したのはその三分の一にも満たない。これで総会といえるのかどうか。だが、議事は粛々と進められた。昨年度の事業決算報告、本年度事業計画、予算案が計られ、承認された。今年は役員改選の年に当たる。会長は再任され、庶務、会計が新たに任命された。また、群馬県協会への理事はこれまで5名だったが、3名とすることにし、これも新たに任命された。他の主な協議事項は以下の通り。
1・部会連合会表彰への当会からの推薦者を決定
2・一泊研修会。お客様のためになる情報を提供するために、日々の努力はかかせない。その意味からも研修会は継続すべき。詳細は役員の決定に任せる。
3・来年の総会は今年と同じ1月13日。部屋を予約した。
4・改正薬事法及び登録販売者制度に対して、群馬県協会と当会との間に意識と取り組み双方にかなりのずれがある。これを解消していかなと、仕事がやりずらい。特に資質向上努力義務として課せられるであろう30時間の研修。日本置き薬協会と路線を同じくする群馬県協会は、多くの業者が属する全配協との協調姿勢が全くみられない。全配協の研修プログラムを認めず、またこれに組せず、群馬県単独で遂行されたなら、3つも4つも営業許可がある業者は大変な負担となる。どこの県で受講してもいいから合計30時間、というふうになってくれればいいのだが。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2009-1-10 7:04:48 (684 ヒット)

富山在住若手配置薬業者が集う会合。年間スケジュールや毎年発行している情報紙「知恵袋」の編集会議などを行う。今年は役員改選の年でもある。次期会長については、会長及び4名の副会長とで話し合いによって決めることになっているが、それぞれ事情があり選考は難航しているようだ。
親会ともいえる部会連合会、全配協への要望も話題にのぼった。改正薬事法の施行に際し、決定事項などの情報の伝達が末端会員にまで及んでいない。あっても時期が遅すぎたりする。対策としてメール配信やネット公開などの手段を講じてもらえないだろうかとの意見もあった。その通りだと思う。このご時勢、2週間もすれば情勢が一変してしまう。なぜ速やかな対応が取れないだのだろうか。末端のものはどう動いているのかさっぱりわからない。あちこちの会合でまことしやかにささやかれるウワサが唯一の情報源とは情けない。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2009-1-7 13:01:08 (662 ヒット)

とても長い名前の会名。富山県在住で群馬県に出向いている人達の集まり。来る1月13日の総会に備えて、会計監査、総会の段取りなどを話し合った。この会でも高齢化は否めない。他府県への出向方の薬屋さんは減る一方で、高齢化が進むばかり。後継者対策が叫ばれてから久しいが、効果的な策は出ていない。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2009-1-6 7:09:28 (648 ヒット)








毎年、一月五日は富山県の配置薬業の冬季統一講習会と決まっている。昨年は登録販売者試験への備えもあってか、会場は満杯。熱気に溢れかえっていた。あれから一年、本当に早いものだ。第一回目の試験は9月に終わって、すでに結果も出ている。今回の講習会参加者の動向が気になったが、思ったより欠席者は少なかったようだ。我々には資質向上の努力義務があり、それがお客様に安心と安全を届ける礎ともなる。動乱のこの時期にこそ基礎固めが必要ではいだろうか。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2009-1-6 6:53:15 (578 ヒット)

恒例の青年部総会が催された。青年部といっても、本当の意味での『青年』はほとんどいない。参加者の顔ぶれがいつも同じままでここ数年が過ぎている。従って、年齢層は上がっていくばかり。だが、青年とは単に年齢だけで語られるものではないだろう。何かをやり遂げようとする熱い志。それがある限り、青年。ようは気持ちの問題だ。
富山市の三つの商工会の合併により、我薬業青年部の存続も微妙な立場にある。会員数の減少と高齢化、予算面、事業の遂行の面などから廃部との意見も聞かれた。だが、計られているのは我々の意志である。なんとか残して次世代への橋渡しとしたいとの結論に達した。しからば、来る商工会幹部との話し合いの場でその旨を伝え、話し合ってもらうこととなった。
来賓の薬業部部長が挨拶に立ち、本年6月から始まる改正薬事法施行と、それに関連し当業界の今後のビジョンなどについて話された。日本はここ数年来明らかに新しい波にのまれている。その波を乗り切っていくには、300年来の伝統に加え、現代の消費者志向にマッチするものを付加していかなければならい。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2008-10-30 19:18:49 (682 ヒット)

富山では9月17日に試験があった。試験なんていつになっても嫌なもの。9月に入ってからは、なんか落ち着かない気分。試験が終わってからも、発表までが間があって、これもまた気をもませる。合格率は60パーセントを切っている。小生もいくらか難しいと感じた。本制度はまだスタートラインに立ったばかり。富山の薬屋さんも、これからが大変だ。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2008-10-20 9:08:33 (698 ヒット)

体育の日以来晴天が続く。朝方の冷え込みは着実に増してきているが、日中は風も無く暖かく過ごしやすい。そんな秋晴れの中、スケール機(模型飛行機)の大会が催された。ジェットエンジンを搭載したラジコン機まで登場する。小生が高校生の頃、ワイヤーで操つるUコンというのがあったが、当時はジェットエンジンなんて想像だにしなかった。その巡航速度はスピードガンで計測すると時速178kmにもなるという。時代の流れは恐るべし。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2008-8-13 7:06:11 (662 ヒット)








毎年恒例、富山県配置薬業青年連合会が行っている。アルペンルートの最終駅に降り立つ観光客に富山のくすりの宣伝チラシ、紙風船、チューリップの球根を配布する。今年は趣向をこらして、午前中は参加者がアルペンルートを使って室堂まで上がり、みくりが池周辺で清掃活動を行った。うだる暑さの下界をしり目に、雲上の楽園の室堂は別天地。さわやかな空気とほとばしる岩清水。真夏になっても残る雪渓と周辺の緑とのコントラスト。心身ともにリフレッシュ&リセットだ。その余韻を残して立山駅で行ったPR作戦。参加者はいつもと違った気持ちでお客さんを出迎えたのではないだろうか。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2008-6-2 19:02:45 (806 ヒット)

魚津市内にあるバラ園を訪問した。バラ園といっても個人の畑にある小さな一区画。ひと回りするにはそんなに時間はかからない。ラジオで見事なバラ園があることを知って、ならば行って見ようと、仕事の途中に立ち寄った。ウワサは本当だった。丹精こめて作られたバラは今が満開。色も種類も様々。太いのになると根元での直径が10センチ以上もある。これには驚いた。自分のバラの常識が上書きされた。スーッと伸びた枝に花は咲くが、主幹は実にどうどうとしている。何事も土台が大事なのだなー、と、あらためて感じ入った。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2008-5-23 22:11:38 (840 ヒット)








モンゴルで「置き薬」プロジェクトが開始してから今年で5年目、300年以上も続いている富山の伝統的医薬品供給システム「置き薬」をモンゴル伝統医療普及事業への応用を目的として始められた。現在はモンゴルの5県、15郡、約1万世帯に「置き薬」が配置されている。昨年WHOでも「置き薬」を利用したモンゴルの医療サービスの向上の成果が報告され、その評価はかなり高い。
研修団の来日は3度目だ。当地にて実施研修をしたいとの打診が入ったのが4月上旬。それから準備に準備を重ねて一行12名を出迎えた。現在モンゴルでは医師が配置薬事業に就いている。その医師らと共に置き薬が配置してある家庭を訪問し、「先用後利」を生で体験してもらうのが今回の研修の目的である。現にモンゴルで従事している彼らだけあって、鋭い質問がとぎれなく繰り出される。こちらもそれに応えるべく最大のパーフォーマンスを発揮する。一球、一球勝負しているかの感さえあった。通訳を介してだが、同じ仕事をする仲間同士、気持ちのすれ違いは全く感じられない。研修に訪れたのは彼らの方だが、約2時間彼らと接して我々も得るものは大であった。国際交流というものはこんな草の根的なところから始まるものかもしれないなと感じた。


投稿者: hangontan 投稿日時: 2008-5-12 19:13:24 (666 ヒット)









滑川市民交流プラザで挙行された。
富山県配置薬業青年連合会(県青連)は昭和42年に産声を上げた。300年の伝統を受け継ぐ富山県在住の青年配置従事者約1650名が、新たな歴史を刻むべく団結し、一堂に会したのであった。あれから40年。考えてみれば300年の伝統の七分の一を経過したことになり、着実に歴史は刻まれていった。昭和から平成にかけて様々な青年部組織が解散、解消していく中で、今尚精力的に活動している県青連は立派と言えるのではなかろうか。青年部層があるからこそ歴史は続いていくのであり、「富山のくすり」は次の世代へと継承可能なのである。

記念式典にあたり山田会長はこう結んでいる。
「柔軟な思考力や卓越した行動力で、各種事業の遂行、問題解決に積極的に取り込んでいくよう決意を新たにしている」

今後ますます県青連の役割は重大なものとなっていくであろう。






« 1 ... 39 40 41 (42) 43 44 45 »