今日は魚津方面での仕事。
ついでに、「花の森・天神山ガーデン」を見学に行って来た。
天神山の一角にある、その花の公園は有志の人々によって管理されている。
今日も夫婦連れの方が草むしりに来ておられた。
シャクヤクやボタンはもう最盛期を過ぎているが、まだ楽しませてくれる。
山の地形を生かして、様々な花が植えられている。今日強く印象に残ったのは満開の「エゴノキ」。木々の深緑の中にあって、白い花は一際精彩を放っていた。ササユリもこれから見ごろを迎える。山全体に一服の清涼剤のような風が吹き渡っていた。
ジョージアからでた新しい缶コーヒー。
コーヒーとダージリンティーのブレンドなのだが、飲んだ感じ、紅茶に近い感覚。
薄めのコーヒーに紅茶を混ぜたような味。甘さをおさえてすっきりとした飲み心地となっている。
文字通り、先に出た”宇治抹茶入りコーヒー”の二番煎じだろう。
二匹目のドジョウはむずかしい。
『山と渓谷』に連載され、その後、書籍化された一冊。
山で起こった突然死、その事例を事故関係者への取材を通して、その原因に迫ろうとしている。
事故の模様が山行報告形式をとってドキュメントタッチで再現され、自分もその当事者と同行している気分にさせられる。と同時に、その事故が発生した時、自分だったらどう対処するだろうか、そんなことも案じながら読み進んだ。
山での突然死は遺体収容までに時間がかかるため、その引き金となった要因を特定するのは極めて難しい。今回示されたいくつかの事例でも、その時点においてそれが死に至るような前触れであったと見受けられる症状であったと特定できるものはみつからない。結果からみれば、そうだったのかもしれないと、推測できるに過ぎない。
容態が急変してからの処置が山では限界があり困難を極める。
しかし、少しばかりの天候の崩れ、わずかな体長の不具合をもって、その山行自体を中止するわけにもいくまい。それを重篤な事態の予兆と捉えるかどうかは、なかなか難しい。
缶コーヒーここに極まれり。
これがあったか!というのが第一印象。
抹茶と缶コーヒーの苦みと甘みが絶妙なブレンド。後をひく旨さとはこのことだ。
カフェオレに抹茶を入れても相性がよさそう。次はこれかな。
子供のころは「サンシキスミレ」と覚えていたような。今ではその名で呼ぶ人は稀で、もっぱらパンジーで通っている。
ここ数年は小型のビオラが気に入っていて、それを今の時期植え込んでいた。今年もまたビオラを買い求めに花屋さんへ行ったのだが、そこで目に入ったのがこのパンジー。
品種に付けられた名前が「ロミオとジュリエット」。名前負けしていないこの色合いに魅かれてしまった。近年の育苗会社の開発力は凄まじく、次々と新品種をだして、花好きの購買意欲をかきたてている。
来春こんもりとした株に育つように、と祈りながら植え込みを行った。
今年も春からいろんな花が咲いてくれたが、この花の咲きっぷりには見事だ。開花初めから全開までは一大イベントとともいえ、幽玄な感覚に包まれる。この月下美人お盆頃に一回目が咲き、昨日が二回目。例年なら二回目は十月に入ってからだったような。暑さが続いて花芽の生長がすすんだのかもしれない。今年もありがとう。
群馬県東吾妻町の農園、Oさん宅を訪問した。
農業大国の群馬県であるが、時代の流れかこの地も農業後継者は少ない。昭和の時代、高地野菜で栄えたこの地域も、平成にはいると急速に農業就労者の高齢化が進んできた。とともに後継者難で、農業の担い手が無くなり、休耕地が目立つようになってきた。せっかく先人が苦労して開墾して出来た土地なのに、とても悲しい話だ。
Oさんの作るトマトは完熟が売り。ここで食べる完熟トマトの味は絶品。鶏肉や白身魚と一緒に煮て食べるとなおうまい。その秘訣は土作りにあるらしい。研究熱心なOさんの土作りにかける情熱は並大抵なものではない。常に最高のものを求め、挑戦し続ける姿勢に頭が下がる。そんなOさんが、今年新たに挑戦したのがミニトマト。ちょうど収穫のときに出くわすことが出来た私は幸せものだ。ケースには今摘んできたばかりのミニトマトがぎっしり詰まっていた。艶があり、張りのある果実は見ただけで味の保証付き。まさしく食べる宝石。口にすると想像以上の甘みと、食感で、思わず笑みがこぼれ出る。「未熟の青いうちは漬物にしてもいけるはず」と、Oさんは言う。いくつになっても青春を感じさせるOさん。薬を商売としているが、それを通して人生の機微と人の感性に触れる場面が多々とある。薬屋家業の楽しさはそんなところにもあるのかもしれない。
今から十年も前になろうか。山仲間から「干し納豆」と「ゆで落花生」なるものを教わった。いずれも山のテントの中で酒のつまみとして出されたものだが、それまで存在すら知らなかっただけに、かなりのインパクトを受けた。「そんなもんあるんけ」。それが、どちらも美味このうえない。酒の肴としては最高の部類に入る。おそらく大抵の酒好きはハマってしまうのではないだろうか。
最近になって、あの味が恋しくて、また取り寄せようと思いつつも、なんとなく面倒な感じがしていたところ、あの地震。茨城も大打撃を受けたようだ。被災地の方に役に立ちたいという気持ちもないではないが、やっぱり美味しいものが食べたい、との思いから、ネットで調べて、取り寄せることにした。
久しぶりに食べて、よみがえるあの味。テントの中で語らったあの情景が浮かぶ思い浮かぶ。
先週末届いたお取り寄せの梅干し2キロ半。この梅干しはただものではない。塩だけで漬け込まれ、丁寧に干されて出来上がった逸品だ。もちろん塩以外は無添加、無着色。自然のウメの色が出ている。うちではこれをおにぎりの具として使っている。見た目がシンプルなら、味もまたシンプル。梅と塩の味しかしないが、そのバランスが絶妙で、思わず笑みがこぼれてしまう。シンプル・イズ・ザ・ベストとはまさしくこの梅干しのことだ。
富山市内のTさんを訪問しました。ご主人は会社を定年退職後、木工細工を始められました。しばらくしてから、木象嵌の魅力に引かれそちらにのめり込んでいったそうです。家の裏には専用の作業小屋まで建ててしまいました。所蔵の数々の作品を見せてもらいましたが、いずれも目を見張るものばかり。木象嵌というと小物ばかりだと思っていましたが、かなりの大作もありビックリ。淡い墨絵を思わせるようなものもあり、とても象嵌でできたものとは思えません。奥の深さを感じたしだいです。ほかにも、花を育てたり、山歩きを楽しんだり、友と酒を酌み交わしたりと大変充実した毎日を送っておられます。自分もやがてかくありたいと思ったのでありました。
群馬県東吾妻町のHさんはトウキ栽培農家だ。訪問したこの日は、3月下旬の出荷を控えて、ビニールハウス内での乾燥も終盤に差し掛かっていた。いつも福寿草が咲き始めるこの時期にHさんを訪問する。次はトウモロコシの出荷となる秋だ。サイコの出荷前は細かな作業が続く。根を大きさ、太さごとに分別する。泥や石が混入していないか、一掴み一掴みずつ手にとって検査していく。これがまた根気の要る作業。何十キロともなれば容易ではない。当帰といえば漢方薬における重要な位置を占めている。大方の漢方薬に当帰が使用されている。だがおもしろいことに、ほとんどにおいて当帰それ自体の薬効よりも補剤としての役割が期待されている。脇役の横綱といっても過言ではないだろう。私達の手元に来る漢方薬はHさんらのような栽培農家の方達の地道な努力によって下支えされている。感謝の気持ちで一杯だ。そんな思いでHさん宅を後にした。
富山市内のMさん宅を訪問。「ごめんください」と、玄関のドアを開けてビックリ。二体のゴジラ像が廊下の端に立ってこちらを睨んでいる。正面の壁にはゴジラの絵。下駄箱の上にもゴジラ。そしてゴジラとえいばなぜだか東京タワーが似合いだが、そのお約束の東京タワーの模型も置いてある。これがすべてご主人の手作り。ご主人とゴジラ談義に花が咲く。そのうちに二階のお部屋を見てくれとおっしゃるので、失礼して覗かせて貰うと、これがまたビックリ仰天。部屋中がゴジラで埋め尽くされている。ミニチュアから1メーターゴジラ、ラジコンまで合わせて400体以上。ゴジラグッズも所狭しと置いてある。ラジコンをうれしそうに操縦して見せてくれる、ご主人。なんと、あの叫び声までが忠実に再現されている。ここまでゴジラに打ち込むご主人は凄いの一言。それをやさしく支える奥様にも敬服のいたりであった。
富山から私の廻商地群馬へ向かうにはいくつかの道がある。時間があれば高速を使わずに下の道を通る。朝早く出れば昼ごろには上州のアジトにたどり着く。自宅から国道8号を使って糸魚川まで行き、そこから姫川に沿って148号を南下、白馬からオリンピック道路を使って長野まで、篠ノ井で18号に出て、上田からは上田バイパスを通って浅間の山麓を走る浅間サンラインに出、軽井沢に至る。そこから下仁田方面に向かう和見峠を下っていけば254号に出て、じきに群馬の宿に着く。
その道中、気になっていたのが小谷村の名産館。そばが旨いと評判なのだが、昼頃に通過することがなく、なかなか寄れないで居た。群馬からの帰り道、今回うまくお昼時に通ったので寄ってみることにした。そばにはうるさいと自負する小生。この味でこの値段、皆が満足することうけあい。店に出ているかぁちゃん達の明るさと、親切さが、お店に入った瞬間そばの味を保証してくれていた。
近所に新しくできたケーキ屋さん『コトラ』。お菓子好きのかみさんはあちこちでケーキやスナック菓子、ドーナツを買ってくる。コタツの上になにげに置いてあったケーキを食べてみると、既製品とは違う味。やっぱり手作りケーキはうまい。聞くと、近くにできたケーキ屋さんで仕入れてきたとのこと。それから2度、3度と、我が家ではお気に入りとなってしまった。なにせ店が小さい。当街のメインストリートにあるのだが、うっかりすると通り過ぎてしまうくらい控えめな店。もっともメインストリート自体、平日休日問わず人影はない。地方の町によくあるような、シャッター通りとなっている。そんな地味な一角にある名もないケーキ屋さん、目立たないのもうなずける。しかし、そのケーキにはなぜかしら惹かれてしまう不思議な魅力がある。なんでもないシンプルなケーキなのだが、また食べたいと思わせる何かが隠れている。お店の名前『コトラ』の由来を聞いて、がってん。みなさんもぜひご賞味あれ。
おやつ工房 コトラ
富山市水橋立山町92
サトイモが大好物な小生。幼い頃、熱があって具合が悪く何も食べれなくても、サトイモだは喉を通った。味噌汁が一番だが、煮しめにしても、けんちんにしてもサトイモは美味い。毎年秋になると箱ごと買ってくる。今回はたまたま車で通った上市町でサトイモを5キロ仕入れた。これがまた逸品であった。身は白く硬いのに、火に通すと柔らかくなる。ねっとりと感と甘さはこれまで味わったなかでも最高の部類。しかも粒ぞろい。これは是非お使い物にと、後から10キロ買いに走った。そのとき初めて、サトイモが上市町の特産であることを知った。今年の夏の高温で数が採れなく、値段は去年の倍近くする。それでもこんなにおいしいサトイモなら大満足。みなさんも是非ご賞味あれ。
滑川市に昨年オープンしたばかりの手作りパン屋のクラモトさん。こじんまりとして、清潔感あふれる店内には焼きたてのパンが並ぶ。手作りパンといっても、最近は製パンメーカーから冷凍生地を仕入れて、あとは焼くだけというイージーなパン屋さんもあるが、このクラモトさんは違う。パン生地はもちろん中に入れるアンまですべて自家製。奥さん、娘さん、おばあちゃんまで一家総動員してパン作りにはげんでいる。パンへの情熱と熱心さには並々ならぬものが伺える。一通り食べてみた中で、私の一番のお気に入りは、クルミアーモンドパン。けっこうボリュームがあるのだが、ジャムや飲み物がなくても、平気で一本平らげられる。パングルメの方には、ぜひ勧めたいお店。
入善町で仕事をしていて必ず立ち寄るのがこのお店。のどかな田園地帯が広がる、その田んぼのど真ん中に『ダックス・ファーム』はあります。こんな場所に似つかわしいのか、はたまたアレッ?と思うような立派なウッディ調の喫茶店。扉を開けた瞬間、木の香りと、コーヒーの香りが身体中を駆け巡り、一気に昇天。コーヒー豆にはとても厳しいご主人が自ら選んで、焙煎したコーヒーは絶品です。コーヒーとはこんなにもおいしいものなのか、私が初めて知ったのもこの店でした。また、多方面に造詣の深いご主人と気さくな奥さんとの会話も楽しみのひとつです。ぜひ一度ダックス・ファームのコーヒーの香りと味に触れてみてください。別世界が広がることうけあいです。
創業明治38年というから、かなりの老舗。毎日食べる味噌だから、おいしいものを食べたい。風味満点の味噌は無添加。朝の味噌汁にしたとき、香りからして際立つものがある。ちょっとのことだけど幸せな気分。価格も良心的です。
ホームページ西尾醤油工場
日本農家の真髄ここにあり。四季を通して農産品を販売している脇屋さん。心をこめた手作りの果物エキスは直売所に並ぶとたちまち売り切れ。夏の時期には煮込んで煮込んで最後のうまみだけを凝縮させた「梅エキス」が大評判。リピートも多く、品切れになることもしばしば。そんなときは、お断りの葉書を手書きで出す丁寧さ。二夏寝かしてようやく売りに出される手作り味噌は風味が抜群。ご主人はじめ家族全員の協力のもとで生み出される品々には、頂くとき自然と感謝の気持ちがわいてきます。
脇屋農園 0279−67−3717 ホームページはこちら
富山市水橋町は薬の町。漁業の町でもあります。また大正時代のなかば、全国に広まった米騒動の起源となったのがここ水橋町という説もあります。そんな水橋町で洋服店を営んでいるのが京谷さん。地方の商店街、とりわけ小さな町の商店街は人通りもまばらな昨今ですが、この京谷さんは若者に人気があり、センスの良さがお客さんを引き付けています。気さくなご主人はアイディアマン、奥さんの確かな腕は超一級品。ぜひお立ち寄りください。
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